こんにちは!愛Tソリューションです。
この記事は、
「東京オリンピックの野球競技について知りたい」
「東京オリンピックの野球競技のルールや見所、注目選手は?」
と疑問を持った方におすすめです。
この記事「【復活】東京オリンピックの野球競技!ルール、見所、注目選手は?」を読めば、
「東京オリンピックの野球競技についての詳細」
「東京オリンピックの野球競技の注目選手や見所」
以上の2つが理解できます。
それでは早速、みていきましょう。
東京オリンピックに野球が追加種目として、3大会ぶりに帰ってきます。野球は1984年のロサンゼルスオリンピックで公開競技とされて以来、ソウルでも引き続き公開競技、1992年のバルセロナオリンピックから2008年の北京オリンピックまでの5大会では正式種目として実施されてきました。ルールを変えながらも野球は7大会も続いてきたのです。しかしながら、2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、正式種目から除外されてしまう悲劇に見舞われました。東京オリンピックでも、開催都市が提案する追加種目としての実施。次の2024年パリオリンピックで観戦できる保証はありません。オリンピックの歴史のなかで、最後になるかもしれない「野球」について、メンバーや特別ルールなどをご紹介します。
まずは、野球競技のルールを知ろう!
野球では、専用の球場を使用します。扇形をしたフィールドに9名の選手が守備につきます。具体的には、一番外側を守る3人が外野手と呼ばれ、レフト(左翼手)、センター(中堅手)、ライト(右翼手)。続いて内側を守る4人が内野手となり、ファースト(一塁手)、セカンド(二塁手)、サード(三塁手)、ショート(遊撃手)です。ここまでの選手をまとめて野手と呼びます。残りの2人がピッチャー(投手)とキャッチャー(捕手)で、攻撃側のバッター(打者)と対戦するという競技です。ベース(塁)がダイヤモンド状に4つあり、それぞれ、ファースト(一塁)、セカンド(二塁)、サード(三塁)、ホーム(本塁)と呼ばれます。バッターはピッチャーの投げる球を打ってベース(塁)に向かって走り、ダイレクトに捕球されないとき、野手やピッチャー、キャッチャーが投げるより早くベースに到達することができれば、セーフとなりベース上に残ることができます。ベース上の選手はランナー(走者)としてホーム(本塁)への生還を目指します。到達したベースにより、ヒット(一塁打)、ツーベース(二塁打)、スリーベース(三塁打)となり、バッターの打った飛球により、バッター自身が一打でホームに生還した場合をランニングホームラン、外野のフェンスを越えた場合をホームランと呼びます。ランナーがベース上にいれば、ランナーの数だけ得点が加算されます。したがって、ホームベース上にランナーがいることはありません。生還を果たしたランナーに得点、打ったバッターに打点が記録されます。
一方で、打球をダイレクトに捕球されたり、ベースに早く到着することができなかったりした場合はアウトとなり、3つアウト(スリーアウト)となると、攻守交代(チェンジ)です。飛球(ゴロなど)によっては、一度に複数のアウトとなることも珍しくありません。2つのアウトをまとめて取ることを、特にゲッツーやダブルプレーと呼びます。スリーアウトになるまでは、時間の制限はなく攻撃が繰り広げられ、9回ずつ攻撃と守備を繰り返してチームの総得点数を競います。
日本のプロ野球と違うところは?
東京オリンピックでの野球は、タイブレーク方式が採用されるものと見込まれます。9回ずつ、攻撃と守備を繰り返して得点の差で勝敗を決めるまでは、メジャーリーグ(MLB)や日本のプロ野球(NPB)と変わりません。決着がつかない場合は、延長戦を行う点も同じです。身近な日本のプロ野球を例にとると、延長戦でも9回までと同じルールで延長戦を行います。12回までに決着がつかなければ引き分けとなり再試合はありません(日本シリーズを除く)。
東京オリンピックで北京オリンピックと同様のタイブレーク方式が採用されれば、延長11回からノーアウト(アウトがなしの状態)ランナー、1、2塁でスタートします。つまり、得点をしやすくするのです。野球はサッカーなどと違い、もともと時間制限のない競技なので、テレビ受けしません。早く決着をつけるために、ランナーを置いて始めてしまおうという発想です。特に、イニングの裏で攻撃するチームには有利に運ぶとされています。表を仮に0点で抑えれば、あと1点取るだけで勝利することができます。表の攻撃では、1点を取っても勝利とはなりません。裏の攻撃で何点を取られるかわからないからです。2塁にランナーがいると、ワンヒットでランナーが生還するかもしれません。もちろん、守備側は、ピッチャーをはじめ野手も陣形を整え阻止しようとする熱い駆け引きが繰り広げられます。
野球の見どころは?
野球には、さまざまな戦術が存在します。例えば、タイブレークの回に入ると、1点も取られることは許されません。回も序盤なら、想定内だったり、取り返せたりするのですが、延長戦、とくにタイブレークに入ると後がないからです。その際に、野手はどういう陣形を採るでしょうか?いわゆる前進守備を採ります。前の方に守って、2塁ランナーの生還を許さず、うまくいけば、ランナーをアウトにすることを企図します。逆に、回の序盤で長打者が打席に入ったとき、ランナーがいても後ろを守ることがあります。1点は仕方がないという陣形で、バッターランナーの進塁を防ぐことを企図しています。
他にも、中間守備であったり、相手打者へ向けた特別のシフト(古い例では王シフト)であったり、観ているものを飽きさせません。それでは、ピッチャーとバッターではどうでしょうか。東京オリンピックでの野球の出場国は、順当にいけば、アメリカ、キューバ、オランダ、台湾、韓国、そして開催国の日本あたりでしょうか。アメリカは、メジャーリーガーの参戦は、あるとしても準決勝からといわれていますが、マイナーリーガーでも、球速160キロメートルを超える選手がいます。日本を含むほかの各国も、緩急をつけた配球とコントロールでバッターを翻弄していきます。スライダーやフォーク、シュートなど、ピッチャーにより投げられる変化球もあります。
守備陣形を確かめながら、ピッチャーとバッターの対決を楽しむ。ときに生まれるダイビングキャッチやバックホームといったスーパープレー、興味深くありませんか?
東京オリンピックの野球競技は狭き門
東京オリンピックでの野球は、空手やスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンとあわせて出場できる選手が500人という追加種目としての制約があります。紆余曲折を経た結果、参加国は6チームとなりました。正式種目となった1992年のバルセロナオリンピックから北京オリンピックまでは、8チームが出場して総当たり戦の予選ラウンドを行い、上位4チームが決勝トーナメントに進出するというものでした。
しかし、東京オリンピックでは選手人数制限が144人なので、6チームと2チームが減ることになってしまいました。(野球は1チーム24人としたので、8チームにすれば24×2で48人、ソフトボールが1チーム15人×2で30人、合わせて78人となり、ほかの競技との兼ね合いで500人を優に超えてしまうからです)1996年のアトランタオリンピックまで、アマチュア選手に限られていましたが、2000年のシドニーオリンピックからプロ選手にも解禁。一層ハイレベルなプレーが期待できるようになりました。
正式種目としての過去5大会では、キューバが3回、アメリカ、韓国が1回ずつ金メダルを獲得しています。公開競技だった1984年のロサンゼルスオリンピックでは、日本も金メダル。他にも、台湾やオーストラリアなども強豪国です。以前であれば出場できたであろう国々、順当にいくのかも目が離せませんね。
オリンピックの野球競技の歴代メダル獲得国
1964年の東京オリンピックでは、開幕2日目の10月11日、明治神宮野球場でアメリカ大学選抜と全日本大学選抜、全日本社会人選抜がダブルヘッダー(1日に2試合行うこと)で試合を行って、2-2の引き分け、3-0のアメリカ勝利という記録があります。現在のようにオリンピックの種目としてメダルを争うようになったのは、1984年のロサンゼルスオリンピックからと思われます。果たして、メダルを手中に収めた国とは…。
なんと、1番目の金メダルは日本。ロサンゼルスオリンピックは公開競技とはいえ、誇らしいものの、日本の金メダルは、この1回だけなのが残念なところです。それでは、1番たくさん金メダルを収めている国は、どこでしょう?ご想像どおりキューバの3回です。1992年のシドニー、1996年アトランタ、2004年アテネで受賞しています。メジャーリーガーが出場しないアメリカはどうでしょう。しっかりと1998年のソウル、2000年のシドニーと2回金メダルを獲得しています。他に、2008年の北京で韓国が金メダルとなっています。
続いて、銀メダルを見てみましょう。顔ぶれはほとんど同じですが、オーストラリアが2004年のアテネで獲得していることが目を引きます。日本は、野茂(ピッチャー、新日鐵堺)と古田(キャッチャー、トヨタ自動車)で挑んだ1998年のソウル、1996年のアトランタの2回、公開競技ながらオリンピックに採用された自国開催のアメリカが1984年のロサンゼルスで1回、ほかには、キューバが2000年のシドニー、2008年の北京と2回、台湾が1992年のバルセロナで1回です。
最後の銅メダルは、に本が1992年のバルセロナと2004年のアテネ、アメリカが1996年のアトランタ、2008年の北京で各2回、あとは1回ずつ、韓国(2000年 シドニー)、台湾(1984 ロサンゼルス)、プエルトリコ(1988 ソウル)で分け合っています。
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野球の日本代表、ドリームチームの愛称は「侍(さむらい)ジャパン」です。監督は、NPBのヤクルト、日本ハムで活躍した稲葉篤紀。2019年3月9、10日にわたって開催されたENEOS侍ジャパンシリーズ「日本vsメキシコ」でトップチームのメンバー28人が出揃いました。
オリンピックに出場できるのは24人。これから競争が始まることになります。また、故障者が出たり、辞退者が出たりすることも考えると4人を絞り込むことも難しいところがあります。皆さんのドリームチームはどのようなものでしょうか…?28人中、実に11人がトップチーム初出場、また、すべてプロ選手というフレッシュでありながら堅実なチーム編成です。
ピッチャー
梅野 雄吾(東京ヤクルトスワローズ)初選出
山岡 泰輔(オリックス・バファローズ)
原 樹里(東京ヤクルトスワローズ)初選出
松永 昂大(千葉ロッテマリーンズ)
山﨑 康晃(横浜DeNAベイスターズ)
今永 昇太(横浜DeNAベイスターズ)
高橋 礼(福岡ソフトバンクホークス)
三上 明也(横浜DeNAベイスターズ)初選出
森 唯斗(福岡ソフトバンクホークス)
山本 由伸(オリックス・バファローズ)初選出
森原 康平(東北楽天イーグルス)初選出
田口 麗斗(読売ジャイアンツ)
キャッチャー
小林 誠司(読売ジャイアンツ)
田村 龍弘(千葉ロッテマリーンズ)
甲斐 拓也(福岡ソフトバンクホークス)
内野手
京田 陽太(中日ドラゴンズ)
吉川 尚輝(読売ジャイアンツ)初選出
大山 悠輔(阪神タイガース)
清宮 幸太郎(北海道日本ハムファイターズ)初選出
中村 奨吾(千葉ロッテマリーンズ)
岡本 和馬(読売ジャイアンツ)
村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ)初選出
外野手
田中 和基(東北楽天イーグルス)
吉田 正尚(オリックス・バファローズ)初選出
野間 峻祥(広島東洋カープ)初選出
上林 誠知(北海道日本ハムファイターズ)
西川 悠輝(北海道日本ハムファイターズ)初選出
京田や西川といった選手が足でかき回すと、断然、日本の十八番であるスモールベースボールを展開できるのではないでしょうか。かつて、イチローが参戦したように、絶対的な選手は年齢的にも選ばれていません。ピッチャーであれば菅野(読売ジャイアンツ)やバッターの筒香(横浜DeNAベイスターズ)のように円熟期を迎える選手を招集できないものなのでしょうか…。
まとめ
2020年7月29日に東日本大震災の被災地である福島県の福島あづま球場で開幕する東京オリンピックの野球。メイン球場は横浜スタジアムで8月8日まで熱戦が繰り広げられます。対戦国ごとに違うチームカラーは、これまでのメダルの色にも表れているのではないでしょうか。日本人は体形が小さく、大きい当たりを打ったり速い球を投げたりしにくいと思われます。その分、ヒットを打ったら送りバントでランナーを進めるなど、コツコツと点を重ねていくスモールベースボールを戦術としていくことでしょう。ダイナミックな野球は相手に任せて、横浜スタジアムのいちばん高いところに翻る日の丸を一緒に眺めませんか?
東京オリンピックの野球競技に参加する出場国について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒ 【東京オリンピック】野球競技の出場国が6カ国の理由とは?
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