こんにちは!
東京オリンピックを全力で応援している『愛Tソリューション』です。
今回は、東京オリンピックのバスケで大きな話題となった開催国枠について解説していきます。
それでは早速、ご覧ください。
東京オリンピックのバスケット競技で大きな話題となった開催国枠とは?
国際バスケットボール連盟(FIBA)が3月30日、コートジボワールのアビジャンで開催されて理事会において、2020年開催された東京オリンピックにおいて、バスケの男女日本代表チームに開催国枠が与えられることが決定したことを明らかにしました。そこで、どうして、東京オリンピックのバスケ日本代表チームに開催国枠が与えられなかったのかや、今回、この報道で注目を集めた開催国枠について、ちょっと説明してみたいと思います。
東京オリンピックでバスケ日本代表に開催国枠が与えられた理由とは?
オリンピックには、開催国のチーム・選手の出場が認められる開催国枠というのがありますが、当初はバスケについてはオリンピックでのバスケの試合を管轄するFIBAが、日本代表チームに開催国枠を与えていませんでした。そのため、日本代表チームが東京オリンピックに出場するには、中国で開催される中国で開催のFIBAバスケットボールで、ベスト16以上に入ることが最低条件となっていました。
しかし、3月30日にFIBAが開催国の日本代表チームに開催国枠を与えてくれたため、バスケの女子日本代表チームは2大会連続5度目、男子日本代表チームは、1976年のモントリオールオリンピック以来となる44年ぶりにオリンピックに無条件で出場できることになりました。
東京オリンピック2020のバスケットボール競技の開催国枠とは?
今回、バスケの男女日本代表チームに与えられた開催国枠とは、ワールドカップなどの世界選手権やオリンピックなどで、大会が行われる開催国に対して無条件で出場権が与えられる制度のことです。
例えば、サッカーのワールドカップ日韓大会では、開催国である日本と韓国が予選無しで出場していますが、これは開催国である日本や韓国に開催国枠が与えられていたからです。国際スポーツ大会を開催国が必ず参戦すれば、大会が盛り上がるのは当然です。そのため、2020年開催の東京オリンピックでも、この開催国枠によって、すでに日本代表チームの無条件出場が決定している競技がいくつかあります。
ただ、いくら開催国だとしても、あまりに世界とのレベル差があるにも関わらず、開催国枠を与えてしまっていては、大会を逆に盛り下げてしまいます。そのため、オリンピックに関しては、国際オリンピック委員会と各スポーツの国際連盟が開催国の競技団体が協議して定めた詳細な条件をクリアすれば開催国枠が与えられることになっています。
例えば、2016年開催のリオデジャネイロオリンピックのフィールドホッケーでは、開催国であるブラジル女子代表チームが、2016年3月の段階でフィールドホッケー世界ランキングの2014年度最終順位が40位以下であったため開催国枠が与えられず出場できませんでしたし、2004年開催のアテネオリンピックでも、ギリシャ代表か男女とも条件がクリアできず開催国枠が与えられず不出場になっています。
バスケ日本代表に開催国枠が与えられなかった理由は?
バスケの日本代表チームに開催国枠が与えられなかったのは、日本の世界ランキングが48位と低かったこともありますが、FIBAにとって日本のバスケットボールを統括するJBAが、2005年から男子のトップリーグが2つ併存するいびつな状態を10年近く放置したことが問題でした。そのためFIBAは、2014年11月より、問題がなかった女子の代表チームまで国際大会の無期限資格停止を決定。
男子トップリーグの統一によって、翌年には資格停止処分は解除してもらえましたが、東京オリンピックでの開催国枠は中々認めてくれなかったのです。
結局東京オリンピック2020でバスケットボール競技に開催国枠は存在するの?
結局、東京オリンピック2020のバスケット競技に開催国枠が存在するのかわからず、インターネット上でもあやふやな情報が多かったため、2019年1月15日に直接「JBA」に確認しました。すると
「オリンピックで行われるバスケットボール競技に関しては、ロンドンオリンピック開催時に開催国枠がなかったように、2020年に開催される東京オリンピックについても自動的に出場が確保される開催国枠は存在しません」
という回答でした。開催国枠が与えられたというデマの情報が流れて混乱しましたが、以上のような結果となりました。
まとめ
東京オリンピック2020で行われるバスケット競技の開催国枠は存在しませんので、誤解のないようにしていただければ幸いです。最後に、東京オリンピックの日程やチケット、競技種目などこれを見ればすべてが分かります。合わせてご覧ください。
⇒ 【総合まとめ】東京オリンピック2020のすべて
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