「看護師が一人でできる仕事ってある？職場の人間関係に疲れた。」
「病棟看護師の仕事から離れて、自分のペースで仕事がしたい」
「自分一人で仕事したいけど、看護師の資格が活かせる仕事はないかな。」
本記事を読んでいる人は、上記のような思いを抱えているのではないでしょうか。
もし、現状の働き方や職場のストレスから解放され、看護師が一人で働ける職場や自分のペースで働ける職場があるならば知りたいですよね。
そこで、本記事では、
- 看護師が一人でできる仕事5選
- 看護師が一人でできる仕事に必要な能力
- 看護師が一人でできる仕事のメリットとデメリット
について、病棟看護師の仕事を離れ転職経験のある看護師が解説します。
ぜひ参考にしてください。
看護師が一人でできる仕事5選
看護師が一人でできる仕事について、下記にまとめました。
- 訪問看護
- デイサービス
- 検診センター
- 産業保健看護師
- 治験看護師
上記について、詳しくみていきましょう。
訪問看護
訪問看護の看護師の仕事はかかりつけ医の指示にしたがって患者の自宅を訪問し、援助をおこないその人らしい生活を送れるようにすることです。
訪問看護は、基本的に一人で患者の自宅を訪問し援助をおこなうこととなります。
病棟では忙しすぎて患者一人に寄り添うことができない場面がありますが、訪問看護は一人に寄り添い向き合うことが可能です。
一人で医療的判断をしなければならない場面もあるため、不安や悩むことはありますがいままでの知識や経験を活かすことができるでしょう。
デイサービス
デイサービスでの看護師の仕事は、デイサービス利用者の健康管理や医療処置、体調不良などの対応です。
デイサービスでは職場によりますが、看護師一人の勤務体制となっている場合もあります。
介護士やリハビリ技師と連携をとりながら仕事をおこなうことになります。
一人で医療的判断をしなければならない場合があるため不安や悩むことはありますが、高齢者の方とゆっくりコミュニケーションをとったり、穏やかな時間の中で看護師として働くことにやりがいを感じる看護師もいることでしょう。
健診センター
健診センターでの看護師の仕事は、健診者のバイタル測定や採血、検査する際の医師や技師の補助です。
あらかじめ決められている場所で働くこととなるため、人間関係へのストレスは感じにくいです。
また、急変患者に対応することがあまりなく予想範囲外の仕事もほぼないため、残業が発生しにくいという特徴があります。
産業保健看護師
産業保健看護師の仕事は、主に企業で働く会社員の健康の維持増進です。
健康診断をおこなったり産業医や社員と連携して健康診断結果を分析し、指導をおこないます。
また、社員のメンタルヘルスケアや、体調不良に対応します。
一人で判断しなければならない場面はありますが、自分のペースで仕事がしやすい職場環境です。
治験看護師
治験看護師の仕事は、医療機関からの委託を受け治験のサポートを行います。
データ収集や報告書作成、被験者のサポートや関係者との連絡が主な仕事となります。
デスクワークやさまざまな人と連絡を取り合うのが苦痛な場合に、治験看護師は難しいかもしれませんが、新しい医療技術や新薬に興味のある看護師はやりがいを感じる仕事といえるでしょう。
看護師が一人でできる仕事に必要な能力とは？
看護師が一人で仕事をしていくために必要な能力とは何でしょうか。
必要な能力について、下記にまとめました。
- 冷静な判断力と自己解決できる対応力
- 幅広い知識力
- 高いコミュニケーション
上記について詳しくみていきましょう。
冷静な判断力と自己解決できる対応力
看護師が一人で仕事をするうえで必要なこととして、冷静な判断力と自己解決できる対応力が必要です。
看護師が一人であれば当然ながら一人で考え行動し、解決しなければならないためです。
急変した患者に対し冷静に判断してどのようにするべきか行動したり、分からないことがあれば調べて自力で解決する必要があります。
日頃から知識を学ぶことを怠らず困ったときに頼れる場所を探しておくことや、冷静に判断できるようシミュレーションしておくといったことが必要となります。
幅広い知識力
幅広い知識力も必要です。
看護師が一人で仕事をする場合、医療機関ではなくさまざまな分野で働くことになります。
そこで、医療にかぎらず、新しい分野についての知識が必要となります。
また、一人で仕事をする職場で何か予期せず事態が起こったときに備え、自分が冷静に動けるよう知識を蓄えておくことでいざというときに行動できるようになるでしょう。
高いコミュニケーション力
高いコミュニケーション力も必要となります。
看護師が1人で仕事をするうえで、さまざまな分野の選択肢があります。
さまざまな分野での仕事は患者だけではなく健康な人や高齢者など、さまざまな人とコミュニケーションをとることが必要です。
さまざまな人とコミュニケーションをとるなかで、情報を引き出したり何が必要かを見極めていかなければなりません。
高いコミュニケーション力が必要となります。
看護師が一人でできる仕事のメリットとデメリット
看護師が一人でできる仕事のメリットとデメリットとは何なのでしょうか。
メリットとデメリットについて、詳しく解説していきましょう。
看護師が一人でできる仕事のメリット
まず、看護師が一人でできる仕事のメリットを3つ紹介します。
人間関係に悩みにくい
病棟で働く場合に病棟で一緒に働く看護師がおり、看護師のなかには自分とは合わない看護師もいます。
一人で仕事をするということは、自分とは合わない看護師と働く必要はありません。
現在の職場と比較して、人間関係でのトラブルで悩む回数は減るでしょう。
看護師としてやりがいを感じることができる
病棟で看護師として働いていると、業務が多く時間に追われ1日が終わっていきます。
時間に追われるなかで、もっと患者に対しこうしたいという思いがあったり、患者から頼られても他の看護師に頼んだり、十分に援助することができないということがあります。
対象者と一対一でゆっくり関われる仕事を選ぶと、頼られることも多く十分に援助ができることからやりがいにつながることでしょう。
視野を広げることができる
病棟や医療機関以外の場所で働くことによって、さまざまな分野の知識を得ることができます。
さまざまな分野の知識を得ることは、自分の視野を広げることへのきっかけにもなるでしょう。
看護師が一人でできる仕事のデメリット
つぎに、看護師が一人でできる仕事のデメリットを3つ紹介します。
一人で判断しなければならない場合がある
看護師一人の職場であるため、何か予期せぬ事態が起こった際など一人の判断に任せられることがあります。
予期せぬ事態が起こった際に、臨床経験の少ない看護師は不安を感じるかもしれません。
看護技術を学べる機会が減る
看護師一人で働くため、他の看護師から学ぶという機会が減ってしまいます。
病院業務と比べ新しい知識や技術を学ぶ機会が減ってしまう場合があるでしょう。
収入が下がる場合がある
看護師が一人でできる仕事の場合、夜勤のない仕事もあります。
夜勤手当が無くなることで、給料が下がる場合があります。
さいごに
今回は、看護師が一人でもできる仕事、一人でもできる仕事に必要な能力、メリットやデメリットについて解説してきました。
本記事を読むことで、看護師が一人でもできる仕事にはどんな仕事があるのか、一人で仕事するために必要な能力や一人で仕事することに対するメリット、デメリットを知ることができたと思います。
看護師の仕事は病棟で働くだけではなく、さまざまな分野で働くことができます。
本記事が看護師が一人で働くことができ、自分のペースにあった仕事を選ぶための参考となれば幸いです。
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