もしも、看護師をしていなかったら何をしていましたか?
「看護師の仕事量に疲れた」
「生活環境が変わった」
「看護師を続ける自信がない」
など、理由は様々でも「看護師以外の生き方をしたい」と悩んでいませんか?
「せっかく看護師の資格を取ったのにもったいない」と思っていませんか?
仕事の時間を苦痛だと感じながら過ごすより、やりがいを感じ生き生きと日々を過ごすほうが充実した気分になりますよね。
看護師以外でも、看護師資格やスキルを活かしながら働く道はあります。
本記事では、転職のポイントやおすすめの求人紹介も含めて看護師以外の生き方について解説していきます。
看護師以外の生き方とは?
看護師以外の生き方として、全く違う業種に就くのか看護師資格を活かした仕事に就くのかで大きく違います。
周囲の人たちやメディアを見て、他の業種へ興味や憧れを抱くこともあるでしょう。
「なんとなく違う仕事がしてみたい」といった曖昧な理由や決意では、転職しても長続きしなかったり失敗してしまう可能性があります。
まずは、自分がやりたいことは何か明確にすることが大切です。
他職種へ転職する場合は、まず「なぜその職種へ転職したいのか」「希望する条件は何か」など転職する目的を明確にしておきましょう。
転職する目的を明確にしておくことで、筋の通った志望動機や自己PRができます。
また、転職先を失敗しないよう予防することにも繋がります。
では、看護師以外の生き方をするにはどのような方法があるのでしょうか?
看護師以外の生き方としての方法は、大きく分けて3つあります。
- 看護師の経験やスキルを生かす
病院でなくても、看護師の経験やスキルを必要とする職種は様々あります。
看護師としてのスキルを生かすことができる職種であれば、面接や採用試験でも有利になるでしょう。
- 看護師免許以外の資格を取得する
他職種に挑戦する方法として、挑戦する職種に有利となる資格を取得する方法もあります。
ただし、資格を取得するには費用や時間を要するため余力がある人へおすすめします。
- 未経験者でも可能な他職種を探す
全く違う職種へ転職する場合は、求人情報に「未経験歓迎」など記載されているものを選ぶことをおすすめします。
看護師としてコミュニケーション能力や観察力はついているため、アピールできるような職種を選ぶと採用されやすいでしょう。
全く違う業種へチャレンジする人もいますが、実際は仕事が合わないと辞めてしまう人もいます。
また、一般企業はライバルもいるため経験やスキルがないと確率的に難しいでしょう。
看護師としてのスキルや看護師資格を活かせる仕事を選ぶほうが、転職しやすいだけでなく入職後も業務に馴染みやすく活躍することができます。
転職するには?看護師以外の生き方における転職成功のポイントをわかりやすく解説!
看護師以外の生き方をしようと思っても、何からしたらいいのか分からない人もいるでしょう。
「看護師以外の生き方をしたいけど、何からしたらいいの?」
「転職するには、どうやって探せばいいの?」
「失敗しないためにはどうしたらいいの?」
上記のような不安を解決するために、転職成功のポイントについて解説していきます。
複数の転職サイトを活用する
自分で求人を探すのは、容易なことではありません。
転職サイトを活用することをおすすめします。
転職サイトは、それぞれの特徴や保有している求人が違います。
登録すると企業から直接スカウトが届くものや、事前に情報共有をしたうえで求人の紹介から面接や転職後のサポートまで受けられるものなど様々です。
求人情報や対応などを比較できるため、自分の条件により近い求人を探すには複数の転職サイトを活用することをおすすめします。
やりたいことを明確にする
一時的な感情や、看護師に心残りがある状態では後悔してしまう可能性があります。
まずは、自分がやりたいことが何か明確にしましょう。
転職活動するには、ゴールをしっかりと決めておくことが重要になります。
- なぜ看護師以外の生き方をしたいと思ったのか
- どの分野へキャリアチェンジをしたいのか
- 転職してどういう生き方(働き方)をしたいのか
自分の意思や方向性を明確にするために、自己分析をしてみましょう。
転職サイトのアドバイザーや面接官からも「なぜ看護師を辞めたのか?」と問われることもあります。
辞めた理由が「疲れたから」とネガティブなものではなく「自分のスキルを別の分野で活かしたい」のようにポジティブな内容にすることがポイントです。
目指していることが明確であれば、転職先を探しやすくなり納得のいく転職が可能です。
PCスキルを身につけておく
現代社会は、様々な企業でパソコンを使用した作業が必要な場合があります。
そのため、転職時にはPCスキルを求められることがあります。
とくに転職では即戦力であることを求められるため、教育の必要がない程度のPCスキルを持っているとアピールポイントにもなるでしょう。
看護師以外の生き方におけるおすすめの求人3選
看護師は、病院以外でも活躍できる仕事はたくさんあります。
看護師以外の生き方における、おすすめの求人を3つご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
医療事務
看護師から他職種への転職のなかで、最も多い職業が医療事務です。
医療事務は夜勤や残業がほぼないため、プライベートを充実させたい方に向いていますが給料は下がるでしょう。
医療事務の業務内容は、医療機関での受付や会計業務・クラーク業務・レセプト業務などです。
無資格でも就職可能ですが、資格があるとより即戦力として働くことがでるので自信にも繋がるでしょう。
医療事務資格は主に4つに分けられ、全て民間の資格です。
- 医療事務技能審査試験[メディカルクラーク]
最もスタンダードな医療事務資格で、試験は毎月実施。
医療機関における、受付業務や診療報酬請求事務業務のスキルの証明になる。
- 医療事務管理士®技能認定試験
主に医療保険制度、診療報酬の仕組みに対する知識を学べる。
業務内容は、患者受付・診療報酬明細書の作成・治療費の計算・カルテ管理といった医療事務業務。試験は毎月実施。
- 医療事務認定実務者
接遇やマナーなど受付業務に求められる知識とスキルを向上する目的で、全国医療福祉教育協会が実施する試験。
初心者向けに推奨される資格で、試験は在宅でも受験することが可能。
- 診療報酬請求事務能力認定試験
医療保険関係各法の理解や法律・通知の読解力を基礎に医療に関する幅広い知識が求められ専門性が要求される。試験は年に2回。
行政保健師
行政保健師とは、都道府県や市区町村などの公務員として保険行政に従事する保健師のことをいいます。
行政保健師になるためには、保健師国家試験に加えて各自治体の公務員試験にも合格しなければなりません。
行政保健師として活躍できる職場は、主に4つあり就業先によって業務内容や役割が異なります。
主な仕事内容を、働く職場別に紹介するので参考にしてください。
- 保健所
都道府県単位での活動となり、地域全体の健康問題の把握や調査を行う。
感染症や難病をはじめ、精神障がい者への相談や支援など住民の安全と健康を管理する業務をする。
- 保健センター
市町村単位での活動となり、地域密着型の保健サービスを提供することが主な仕事。
地域住民に対する保健・福祉の相談・支援・子育て支援・特定保健の指導など健康づくりに関するサービスの提供など。
- 地域包括支援センター
社会福祉士やケアマネージャーとチームとなり、地域に密着した活動をしている。
健康教育や母子手帳・乳幼児の健康に関する手続きなども仕事のひとつ。
- 介護老人保健施設
施設全体における健康管理の設定や進め方を決め、全体の切り盛りを任される。
利用者様だけでなく、ご家族とのコミュニケーション能力も大切になる。
ケアマネージャー
ケアマネージャーとは、介護を必要とする方が適切な介護保険サービスを受けられるよう「ケアプラン」を作成しサービス事業者との調整を行う仕事です。
ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなければなりません。
指定業務を5年以上かつ900日以上経験することで受験資格を得られ、仕事内容は働く場所によって異なってきます。
- 居宅ケアマネージャー
自宅で介護を必要とする人を対象とし、それぞれの利用者様に合ったケアプランを作成。
スムーズにサービスを受けられるよう関係各所と調整をする。
- 施設ケアマネージャー
介護老人福祉施設などに勤務し、入所者様のケアプランを作成。
1人で複数の人を担当することが大半で、介護業務や雑務をこなすこともある。
- 介護予防ケアマネジメント
要支援の認定を受けた人が、介護が必要な状態とならないようにサポート。
さいごに
看護師以外の生き方について、転職成功のポイントやおすすめの求人を含めて解説してきました。
看護師以外の生き方として、看護師の資格やスキルを活用するものから他職種にわたりさまざまな生き方ができます。
転職活動を成功させるためにも、自分がやりたいことの方向性をしっかりと明確にすることが重要です。
方向性が明確になったら、転職サービスを活用することで自分に合った看護師以外の生き方を見つけることができるでしょう。
資格に縛られず、自分のやりたいことを仕事にしませんか?
看護師以外の生き方を選ぶ第一歩を、踏み出してみてはどうでしょうか。
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