看護師の資格があると、さまざまな働き方をすることができます。
働き方のひとつにコールセンターがありますが、在宅勤務可能なコールセンターがあるのか気になりますよね？
もし、看護師の資格を活かし在宅勤務ができるなら知りたいですよね。
本記事では、在宅でコールセンター業務はできるのか？という疑問について解説しています。
在宅勤務を考えている人、コールセンターの業務について知りたい人必見です。
ぜひ参考にしてください。
コールセンター業務について
一般的によく知られているのは、通販会社や一般企業のお客様サポートなどのコールセンターがあります。
では、看護師が働くコールセンターとはどんな業務でしょうか？
コールセンターの業務内容は、努める企業によって異なるため必ず確認をしましょう。
コールセンターで働く看護師の業務内容について解説していきます。
下記にまとめましたのでご覧ください。
- 医療機器に関する問い合わせについて
- 健康相談や緊急時の対応方法について
- 受診すべきか緊急度の判断や医療機関案内
- 精神的不安に対するメンタルヘルスの対応
- 小児の子育てや健康に関する相談
では、上記についてそれぞれみていきましょう。
医療機器に関する問い合わせについて
医療機器を取り扱っている企業で、製品のトラブルなどに対しマニュアルに沿って対応します。
インスリンの注射器や血糖測定器など、医療機器の使用方法を説明することもあるでしょう。
健康相談や緊急時の対応方法について
発熱や嘔吐など症状に対する相談や、対処方法についてアドバイスを行います。
外傷やタバコの誤飲など、日常生活で起こりうるケガや病気に関するトラブル全般が対象です。
介護施設と連携しているコールセンターであれば、利用者の体調や転倒に対する相談を受けます。
受診すべきか緊急度の判断や医療機関案内
現在困っている症状に対して、受診の必要性や緊急性について判断を行いアドバイスします。
あわせて、何科を受診したらいいかを含め医療機関の案内も行います。
看護師は断定的な指示などはできないため、マニュアルに沿って受診を「おすすめする」という対応をしなくてはなりません。
精神的不安に対するメンタルヘルスの対応
精神的な症状や、精神疾患を抱える家族や本人の相談に対応します。
焦燥感が強く不安な状態や不眠の訴え、パニックで暴れているなど様々な内容に対応しなくてはなりません。
小児の子育てや健康に関する相談
子育てや健康について、小児専門の相談窓口になります。
子育てに関する悩みから、病気の症状に対するアドバイスまで幅広い知識が必要です。
在宅勤務でコールセンターの業務をするには？仕事の探し方と必要なスキルを解説
実際に在宅でコールセンター業務をするには、どのように仕事を探せばいいのか知りたいですよね？
在宅勤務でできるコールセンター業務の探し方と、必要なスキルについて解説していきます。
在宅勤務の探し方
派遣看護師求人サイトなどに登録すると、自分で探すことができます。
在宅勤務のコールセンターは求人数に限りがあるため、自分で探すのが大変と感じる人は転職エージェントを活用してみるのもひとつです。
「自分で探すのは自信がない」
「どうやって転職活動したらいいの？」
不安がある方は、転職エージェントを利用することをおすすめします。
コールセンター業務に必要なスキル
コールセンターで業務するためには、必要なスキルがあります。
コールセンター業務に必要なスキルは、こちらです。
- 基本的なPC操作ができる
- 電話対応スキル
- 看護師の知識や技術
PCの貸出をしてくれる企業がほとんどですが、PC操作ができないと業務はできません。
コールセンターではお客様と会話をしながら入力することもあるため、会話しながら入力したりソフトを運用していく能力が必要となります。
ソフトの使用方法や電話対応については、研修やロールプレイングなどでスキルを学べるため安心してください。
コールセンターでは顔が見えない状況のため、言葉遣いと相談内容に対応できる能力や知識が重要です。
間違えた知識や、自分の経験上での曖昧な知識で対応することはできません。
基本的な看護師としての知識や技術がないと、どう対応すべきか判断も難しいですよね。
マニュアルに沿ったうえで、自分の知識を活かした対応を行っていく必要があります。
看護師のスキルを活かせる在宅勤務可能なコールセンター求人
看護師スキルを活かせる在宅勤務可能なコールセンターを3つ紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
東京海上日動メディカルサービス株式会社
24時間365日対応の「電話医療健康相談サービス」を提供しています。
医療系コールセンターはさまざまありますが、他と大きく違うのは「現役の救急科専門医」が常駐していることです。
電話対応するには、約150時間以上のコールセンター向けの医療相談研修を受けスキル試験に合格する必要があります。
セコム医療システム株式会社
24時間365日、看護師が健康や医療に関するご相談に電話で対応する「セコム・メディカルクラブ」があります。
「お元気コールサービス」では、利用者の健康状態を聴取し電子メールで指定された報告先へ報告します。
ご要望に応じて、セコムの看護師へ電話をつないで健康相談も可能です。
大阪ガスセキュリティサービス株式会社
大阪ガスセキュリティサービス株式会社では、保健師や看護師の資格を持ったカウンセラーが24時間365日体制で健康をサポートしています。
「健康相談すこやかダイヤル」というサービスを展開しており、「おまもりコール」という見守りサービスを行っています。
「もしも」のときの緊急通報時には、駆けつけたり救急車の手配をするのも業務のひとつです。
日常の健康管理に関する相談から、生活習慣病予防、メンタルヘルス、小児の健康相談、栄養相談など心と体に関するすべての内容に対応しなくてはなりません。
さいごに
今回は、看護師のコールセンター業務について解説してきました。
要点は、以下のとおりです。
- 医療機器に関する問い合わせについて
- 健康相談や緊急時の対応方法について
- 受診すべきか緊急度の判断や医療機関案内
- 精神的不安に対するメンタルヘルスの対応
- 小児の子育てや健康に関する相談
- 基本的なPC操作ができる
- 電話対応スキル
- 看護師の知識や技術
事業所によっては、在宅勤務可能なコールセンターもあります。
現場とは違うスキルが必要となりますが、多くの企業が研修期間を設けているため十分学ぶことができます。
興味のある人は、ぜひチャレンジしてみるのもいいでしょう。
本記事が在宅勤務を考えている人、コールセンターの業務について知りたい人の参考になれば幸いです。
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