【2020年度版】薬剤師とは?仕事内容や年収など徹底解説!

【2020年度版】薬剤師とは?仕事内容や年収など徹底解説! 【入社・退職】転職するときの手続き完全ガイド

薬剤師とは、どのような仕事をしているのでしょうか。本記事では、薬剤師をテーマに仕事内容や年収など分かりやすく解説していきます。

薬剤師とは?仕事内容や年収など分かりやすく解説! 

薬剤師とは?仕事内容や年収など分かりやすく解説!

薬剤師は、医薬品全般について幅広い知識を持つ「薬」の専門家です。薬局や医療機関(病院)で処方せんに基づく調剤や患者への服薬説明を行うほか、医療用医薬品から一般用医薬品まで、すべての薬を販売したり相談にのることができます。

なお、収入ですが、例えば、総合病院に勤める28歳男性の場合、月収30万円・賞与は4.6ヶ月分の支給となり、年収は約500万円程度になります。資格に基づいた職業であり、生涯を通じて安定した収入を得ることができる職業といえます。

子供でも簡単に分かる!薬剤師とは? 

子供でもわかる薬剤師のイメージと言えば、薬局で見る調剤というお仕事ではないかと思います。一見すると様々な薬剤を棚から取り出して、必要とあれば調合し袋に詰めたりしている姿を思い浮かべます。

何気なく行っている調剤ですが、実際の流れは調剤、監査、服薬指導の順で作業を行っています。調剤では、錠剤・粉薬の一包化や軟膏の混合という調剤業務を行い、その次に鑑査ワークシートに従って、調剤が正しいかどうかを確認し、最後に、服薬指導を患者さんに行います。

調剤では鑑査作業を行いますが、この作業はとても重要です。何故ならば、薬には、病気を治すのに好ましい作用を有すると同時に、多かれ少なかれ好ましくない作用も持っています。もし、処方を間違えると病気を治すどころか患者さんに害を及ぼすことさえあります。薬剤師は豊富な薬に関する知識をもとに、調合する薬剤それぞれの薬効および副作用を念頭に入れ調剤を行ないます。その調剤が正しく行われたのかを確認するのが監査になります。

薬剤師の仕事内容

薬剤師は、くすりの専門家として様々な職場で活躍しています。 

仕事① 薬局・ドラッグストア

薬局では、処方せんによる調剤、くすりの正しい使い方の指導、くすりの飲み合わせのチェックなどを行います。また、一般用医薬品を販売する際には、消費者の求めに応じて、その症状に合ったくすりを探したり、症状の度合いによっては専門医等への受診を勧めたりして、セルフメディケーション(軽度な身体の不調は自分で手当てする)のサポートをします。さらに、漢方薬や健康食品・サプリメントの選び方、在宅介護の支援、禁煙サポート、ドーピング可否に係る相談など、専門知識で対応をしている薬局薬剤師もいます。なお、薬剤師を必要としない薬店と呼ばれる一般医薬品を販売するお店がありますが、薬店では、くすりを調剤することは出来ません。ドラッグストアには、処方せん対応の薬局と非対応の薬店の両方があります。

仕事② 病院・診療所

病院・診療所では、薬剤師は、くすりの調剤、注射薬や点滴の調製・管理、適切なくすりの飲み方の指導、臨床検査などを行うほか、くすりの在庫管理・品質管理を行います。くすりを有効かつ安全に使用するために、血液中のくすりの濃度を測定し、患者さん個々に適した投与量や投与方法を決定する、薬物治療モニタリングや、くすりの吸収や副作用による食欲不振を把握し、その改善策を医師等に助言し、栄養剤について患者・家族に説明・指導する、栄養サポートチームとしての役割も担っています。

仕事③ 製薬企業・卸売販売会社

製薬企業では、くすりの研究・開発や品質管理のほか、くすりに関する情報を収集・管理し、医師、薬剤師(病院や薬局)、看護師等からの問い合わせに応じて、適切に専門的な情報を提供しています。また、化粧品は薬事法で取り扱いを規制されていることから、化粧品メーカーで、化粧品の商品開発などを行う薬剤師もいます。なお、製薬企業の各工場には、くすりの製造を管理する薬剤師を置く必要があります。

製薬企業では、くすりの開発に際して、候補化合物などの探索、動物試験による安全性や効果の検証、薬の製造方法の確立、ヒト臨床試験など様々な業務を行っていますが、これらの業務に携わるのには必ずしも薬剤師の資格は必要ではありません。これらの職業に就くには、薬剤師の資格よりも研究経験が重視されます。従って、4年制の薬学系学科を経て、大学院で2年間薬学研究の経験を積んで就職するのが一般的です。なお、薬剤師の資格を取得した上で大学院に入り研究経験を積み就職するという選択をされる人もいます。

卸売販売会社には、病院や薬局へのくすりを販売する薬剤師がいます。くすりの保管管理を行い、病院や薬局からのくすりの問い合わせに対応して専門的な情報を提供しています。

仕事⑷ 行政機関

国、県庁、保健所などに勤める薬剤師もいます。薬事監視員として、医薬品等の表示・保管・適正使用について調査、指導、監視をしたり、衛生研究所などの公立研究機関では、試験検査、医薬品研究などを行っています。警察や自衛隊で、麻薬取締官や自衛隊薬剤官として働いているのも行政薬剤師です。なお、薬事監視員、麻薬取締官は必ずしも薬剤師の資格を必要としませんが、職務の性質上薬剤師の方が多い職業であり、自衛隊薬剤官は、薬剤師の資格と自衛隊幹部候補生採用試験に合格する必要があります。

仕事⑤ 薬剤師によるボランティア活動

薬剤師は、突然発生する大規模災害時に、救護所・避難所等での医療チームによる医療活動へ積極的に参加しています。使用薬剤に関する助言・服薬指導を行うことで、薬剤師としての職能を最大限発揮して医療救護活動に取り組みます。

薬局薬剤師や病院・診療所の薬剤師が教育委員会等から委任され、小中学校並びに高等学校において、学校医や学校歯科医とともに、学校保健の仕事も行っています。具体的には、学校校舎の衛生管理、プール水や水道の検査、教室の空気・温度・湿度・照度(照明の明るさ)・騒音などの検査を定期的に行い、その検査結果を考察し必要に応じて、学校に指導・助言します。また、児童生徒などを対象に、くすりの正しい使い方や薬物乱用防止、たばこの害、アルコールの害などの授業を行うこともあります。

薬剤師になるには?

薬剤師になるためには次の2つの要件を満たす必要があります。

  • 大学薬学部の6年制薬学科、もしくは、2017年度までの4年制薬学部入学者で更に専門の2年制大学院を修了する。
  • その上で薬剤師国家試験に合格する。

なお、薬学部には、創薬学科、薬科学科と呼ばれる4年制のコースが2017年以降の現時点でも存在します。これらの学科は薬学の基礎を重視する学科で、薬の開発などに関するカリキュラムを組んでいます。現在は、4年制の学科を卒業しても薬剤師国家試験の受験資格は与えられませんのでご注意ください。

統計からみる薬剤師とは?

統計からみる薬剤師とは?

それでは、薬剤師について、厚生労働省から発布されている統計データを参考にみていきましょう。

就職先は薬局がいちばん多い

厚生労働省の発表によると、薬局の従事者は172,142人(57.1%)、医療施設の従事者は58,044人(19.3%)、医薬品関係企業42,024人(13.9%)、その他22,279人(7.4%)となっており、薬局の従事者数が半数以上を占めています。

薬剤師の6割以上は女性

2016年12月31日時点において、全国の届出薬剤師数は301,323人。そのうち男性は116,826人(38.8%)、女性は184,497人(61.2%)となっており、全体の半数以上を女性が占めています。

薬剤師の年収

厚生労働省が発表した「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、2017年の薬剤師の平均年収は男性が約575万円、女性が約526万円となっており、年代別の平均年収をみると、40代男性の704万円がもっとも高く、20代男性の408万円がもっとも低い結果となっています。

さいごに

薬剤師は、病院や薬局にとどまらず、民間企業から行政機関までさまざまです様々な職場で活躍していることを紹介しました。薬剤師になるためには、6年制学科である薬学科を卒業する必要がありますが、これは、医療技術の高度化や医薬分業の進展に対応するための専門性の高い薬剤師の育成が必要となっているためです。

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