【Step4】未来を見据えたこれからのSEO対策

2019年2月20日

未来を見据えたこれからのSEO対策

 SEO対策の概略を解説してきましたが、ここで、SEO対策における現在の傾向と将来の姿を確認し、これから将来にわたり、長い間効果を発揮し続けるSEO対策とはどのようなものかを改めて考えてみましょう。

これまでSEO対策とされていたもの

 現在のSEO対策の傾向を確認する前に、まずは、これまでのSEO対策がどのようなものであったかを簡単におさらいします。

検索エンジンを騙すことに終始

 初期の検索エンジンが登場した1990年代半ば、検索エンジンの評価基準には穴が多く、簡単に騙すことができました。例えば、利用者には見えない形でWebコンテンツにキーワードをたくさん入れる程度の対策でも、大きな効果が得られたのです。

 Googleが登場した2000年代以降も、検索エンジンを騙すことは簡単で、コンテンツの内容やウェブサイトの使いやすさは置き去りにされ、小手先の対策が主流でした。特に、外部リンクを集める対策の効果は高く自分で作成したWebサイトやブログからリンクを貼ったり、SEO業者からリンクを購入したりする対策は、現在でも行われています。

騙され続ける検索エンジンの先にあるもの

 検索エンジンを騙すSEO対策が効果を発揮し続けた場合、検索エンジンはどうなっていくのでしょうか?答えは簡単で、検索エンジン自体の価値がなくなり、検索エンジン自体がなくなってしまいます。

 検索エンジンの利用者は、希望の情報にたどり着けなければ、使わなくなってしまいます。検索エンジンが価値のないサイトに騙され、利用者の希望しない検索結果を返し続けてしまうと、その存在価値を失い、誰も使わなくなってしまい、存続出来なくなってしまうのです。そのため、検索エンジンはその存在価値をかけて、自身を騙そうとするSEO対策の駆逐と正確な評価の実現を目指し、常に技術開発をし評価方法に磨きをかけているのです。

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小手先の技術ではない本質的対策

 では、検索エンジンとSEO対策の現状はどうなっているのでしょうか?現在の検索エンジンの状況と、これからのSEO対策の方向性を確認しましょう。

現在の検索エンジンの状況

 これまでは、検索エンジンの技術が低く(検索エンジンを騙す)手法が高い効果を発揮してきましたが、2000年代後半から検索エンジンの技術が飛躍的に高まり、騙す手法はほとんど通用しなくなってきています。 そのため、初期のSEO対策で横行した単純な対策はすぐに発覚し、ペナルティーを受けることになります。また、外部リンクを集める対策も効果が低下してきていると共に、発覚してペナルティーを受けるリスクも高まっています。コンテンツは文脈が解釈されるようになり、キーワードも対象キーワードそのものだけでなく、関連ワードも評価されるようになり、コンテンツのレイアウトも評価の対象になるなど、検索エンジンの評価方法はより複雑により正確になってきています。

これからのSEO対策が進む方向

 IT技術やWeb世界の進歩の速さを考えると、検索エンジンの技術はこれからも停滞することなく、進歩していくと考えられます。そのため、一時的に効果があったとしても、検索エンジンを騙すSEO対策は、長期的に見れば効率の良い対策とはいえません。また、検索エンジンを騙す行為は、検索結果とコンテンツの内容が合致しないため、利用者を落胆させ、2度と訪問させなくする行為でもあります。検索エンジンは「利用者の希望」を叶えるための評価基準を追及しているので、検索エンジンが「良いと評価するもの」は「利用者が求めるもの」でもあります。検索エンジンの求める「利用者の希望を叶えるウェブサイト」を作成することが、長く効果のあるSEO対策になると同時に、利用者に価値を提供し、長く愛され使われ続けるWebサイトにもつながるのです。

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ポイントは「オリジナリティ」と「利便性」

 検索エンジンから正しく評価されるためには、「オリジナリティ」と「利便性」が重要です。検索エンジンの進歩とともに、「検索エンジンを騙す」対策から検索エンジンの求める「利用者の希望を叶える」対策が重要になってきたことは納得していただけたでしょう。では、検索エンジンは何を基準に「利用者の希望を叶えるWebサイト」だと判断するのでしょうか。

最も大切なコンテンツの「オリジナリティ」

 当たり前の話ですが、まず大切になるのはコンテンツです。利用者のニーズを満たすコンテンツがあるか否かが最も大切になります。充実したコンテンツがないWebサイトでは、訪問した利用者が満足するわけがありません。

 これまでのSEO対策で、コンテンツが疎かにされていたのは、検索エンジンがコンテンツを正確に評価できなかったからに過ぎません。利用者のニーズを満たすオリジナリティの高いコンテンツは、検索結果の価値を高めるたような選択肢となるため、高く評価され、その評価は技術の進歩とともにより高まっていくでしょう。また、オリジナリティの高いコンテンツには、自然と外部リンクが集まるので外部対策にもつながります。

利用者の満足度を左右する「利便性」

 オリジナリティの高いコンテンツを作成したら、次に大切になるのが「利便性」です。どんなに利用したいコンテンツでも、ページが表示されるまでに何分もかかるのでは利用者は不満に思うでしょう。また、表示されたページが見にくく、目的の内容がなかなか見つからないのも利用者の満足度を下げます。

 Googleは、ページの表示速度だけでなく、利用者それぞれの環境で最適な表示がされるか、レイアウトが利用者にとって見やすくなっているか、なども評価の対象にしています。SEO対策のためにも、利用者のためにも、「利便性」を考えることが大切です。

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質の高いコンテンツを効率的に伝える

 検索エンジンが「利用者」を向いていることを踏まえれば、利用者のニーズを満たす「オリジナリティ」が高く、「利便性」の高いWebサイトやコンテンツが高く評価されることは、当然のことだと納得できるでしょう。しかし、それだけで本当に高い成果を実現できるのでしょうか。

評価を受けるために必要な「伝える」テクニック

 2015年8月に、日本のマイクロソフトが女子高生人工知能の「りんな」をラインで公開し、話題になりましたが、実際に利用すると会話が噛み合わず、どこかもどかしさを感じてしまいます。Microsoftは、検索エンジンのBingを提供する世界有数のIT企業ですが、短文形式のLINEのやり取りでさえコンピューターでは日本語の文脈を完全には把握できないのです。

 SEO対策の本場、アメリカではずいぶん前から文意や関連ワードが重要だといわれていますが、実行した施策の結果や、SEO業界の方の話を総合すると、まだ、日本では文意や言い換えを正確に把握しきれていないようです。その原因としては、日本語の文章が接続詞や接続助詞によってどこまでも長くなること、そして、単語ごとにスペースで区切られる英語などの単語と異なり、隙間なく単語が続くうえに、漢字やひらがな、カタカナなどが入り乱れ、単語を把握しにくい言語であることなどが推測されます。

 つまり、日本における検索エンジンは、「良い」コンテンツを作成しただけでは評価してくれない可能性があるのです。そこで、必要になるのが、検索エンジンに「早く」、「正確に」伝えるための方法を知り、実行することです。長期的には効果は低下していくでしょうが、現時点では検索エンジンに「伝える」ためのテクニックも必要なのです。

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まとめ

 最後に、検索エンジンに正しく評価してもらうためには、「オリジナリティ」と「利便性」がポイントです。長く効果のあるSEO対策のためには、「オリジナリティ」の高いコンテンツを、利用者の「利便性」が高くなるかたちで提供することが大切です。