「看護師免許を活かして在宅ワークをしたい」
「自宅でもできる看護師の仕事ってあるの」
今、本記事を読んでいる方は上記のような思いを抱えているのではないでしょうか。
病院で看護師として10年以上働いてきたため、病棟業務が辛い、家で看護師として働くことができたら少し楽になるかもしれないと考えてきました。
そのため、看護師免許を活かせる在宅ワークを探した経験があります。
看護師免許を活かして在宅ワークができるのか、よい仕事はあるのか知りたいですよね。
そこで本記事では、
- 看護師免許があれば何ができる?
- 在宅ワークのハードルは結構高い!
- 在宅ワーク×看護師免許+α
について解説、考察しています。
ぜひ参考にしてください。
看護師免許があれば何ができる?
まず、看護師免許があれば何ができるのでしょうか。
看護師国家試験に合格し、看護師として働くことになるとできることがあります。
看護師は病気の人に対し看護をおこなうことが仕事と思われがちですが、病気の人に対して看護をするだけではありません。
看護師の役割として、「健康を増進する」「疾病を予防する」「健康を回復する」「苦痛を緩和する」という役割が与えられ、この役割にもとづいて働くことになります。
上記の役割をもとに考えると看護師の看護の対象は、病気の人だけではなく健康な人や、病気から回復した人や病気が慢性的になった人など、全ての人が対象となっていることが分かります。
看護の対象が全ての人が対象となっているということは、看護師は病院だけで働くのではなく、さまざまな場所で活躍することが可能ということがわかるでしょう。
例えば、企業などで働く職員を対象として職員の健康の保持増進をおこなう仕事があります。
また、保育園でこどもの健康を守る仕事や健康のための指導を親に対しておこなう仕事、感染対策の活動をする仕事もあるでしょう。
さらに、高齢者施設や福祉施設に入所する入所者は、病院に入院するまでの病気を患っているわけではなくても何らかの慢性的な病気を抱え、今ある健康を維持し悪化させないようにしていく必要がある人もいらっしゃいます。
さまざまな人の薬剤管理やケアをするということも看護師の仕事です。
医療の知識や技術を活かして治験の仕事や、薬剤の営業の仕事という分野もあります。
上記のように看護師の国家資格を得て看護師として働くことになると、病院業務だけではなくさまざまな分野で働く選択肢を得ることが可能です。
看護師の国家資格を得て新卒として働く場合は、病院などで看護技術を磨いていく必要があるためほとんどが病院に就職することだろうと思います。
しかし、病院で働くなかで業務に慣れることができない、技術が向上せず辛い、人間関係や先輩関係でストレスがかかり働くことが辛いなどは日常茶飯事に起きうることです。
業務や人間関係のストレスで仕事をやめてしまいたいと考えた際に、せっかく苦労して取得した看護師国家資格を捨てることなく活かすことができる仕事がさまざまあるということを心得ておくとよいのではないでしょうか。
在宅ワークのハードルは結構高い!
看護師国家資格を持っていると、病院以外での働き先がたくさんあるということを解説してきました。
では、看護師免許を活かした在宅ワークはどうなのでしょうか。
調べていると、看護師免許を活かした在宅ワークのハードルは結構高いと感じている人もいることでしょう。
在宅ワークのハードルはなぜ高いと感じるのでしょうか。
ハードルが高い理由は、看護師の仕事は主に人を対象に看護することであり、対象が在宅にあるのではなく自分の生活のそとにあるためではないかと考えます。
自分の生活のそとで生活しているひとの看護をすることが看護師であるため、看護師免許を活かした在宅ワークは数があまりなくハードルが高いと感じやすいかもしれません。
しかし、看護師免許を活かした在宅ワークは全くないというわけではありません。
看護師の国家資格を得るために、医療について一生懸命学んできた知識は無駄にはならず在宅ワークでも活かすことも可能です。
病院などで業務の辛さやストレスを感じていたり、夜勤などハードな生活をおくるなかで、自分のライフワークバランスに合わせて仕事をしたいと感じている人は在宅ワークを探してみるというのも大切な1つの手段となるでしょう。
そこで、次に看護師免許を活かした在宅ワークについて解説していきます。
在宅ワーク×看護師免許+α
上記で、看護師免許を活かした在宅ワークを探すことはハードルが高いが、全くないというわけではないということを解説してきました。
ここでは、看護師免許や看護師の知識を活かした在宅ワークについていくつか紹介していきます。
下記に看護師免許や看護師の知識を活かした在宅ワークについて3つまとめました。
- 医療系ライター
- コールセンター業務
- カウンセリングナース
上記について、詳しくみていきましょう。
医療系ライター
医療系ライターは看護師の知識を活かした在宅ワークです。
ライターと呼ばれる仕事は、パソコンやインターネット環境があれば、いつでもどこでも働くことができ、自宅で働きたい場合は完全在宅として働くことも可能になります。
医療系ライターは、Web媒体や紙媒体に掲載する、病気や薬、美容、健康、介護などといった医療に関する記事を執筆する仕事で、看護師資格をもった看護師は看護師と名乗ることができます。
専門的な知識やスキルを備えていることから、記事を執筆しやすく読者の信頼も得やすくなります。
最新の情報を記事とするため、医療に関する情報に詳しくなれるでしょう。
時間や場所を問わず働ける医療系ライターは自分のライフワークバランスにも合わせやすく、看護師免許や知識を活用した自宅でできる仕事の1つです。
コールセンター業務
コールセンター業務も看護師免許や知識を活かして在宅ワークできる仕事です。
コールセンター業務はインターネット回線があれば業務をおこなうことができるため、自宅で仕事が可能となるでしょう。
看護師免許を活かすことができるコールセンターがあります。
患者の病気や困りごと、健康の維持増進に対する相談を受け、対応するコールセンターです。
看護師の知識とスキルを備えているため、患者が安心することへつながります。
看護師のコールセンター業務も看護師免許や知識を活用し、在宅ワークをすることが可能でしょう。
カウンセリングナースという選択肢
カウンセリングナースも看護師免許や知識を活かして在宅ワークできる仕事の1つとなります。
カウンセリングナースとは、カウンセリングの業務を専門的におこなっている看護師です。
カウンセリングする相手の悩みや不安を聞き、一緒に解決していく仕事です。
悩みや不安を抱えている患者の対応だけではなく、健康の保持、増進に関するカウンセリングをおこなう場合もあります。
カウンセリングナースは、医療機関の施設内でカウンセリング対応する場合もありますが、電話やリモートなどでカウンセリング対応する場合もあります。
条件によっては、自宅にインターネット環境があれば自宅でも仕事ができます。
カウンセリングナースとして働くためには、カウンセリングスキルや、相談してくる相手が自分にどんな問題があるのか気づくことができるようなコーチングスキルが必要です。
医療機関で看護師として仕事をするなかで、カウンセリングスキルやコーチングスキルを磨いてきた看護師であれば、カウンセリングナースも看護師免許や知識を活用した在宅ワークの1つとなります。
さいごに
今回は、看護師免許があれば何ができるか、在宅ワークのハードルは結構高い、在宅ワーク×看護師免許+αについて解説・考察してきました。
ここまでで、看護師免許を活かした在宅ワークはあまりないかもしれませんが、条件や自分の希望次第では在宅ワークで働くことができるということをよく知ることができたかと思います。
在宅ワークのハードルは高いかもしれませんが、病院業務の辛さやストレスからは解放されライフワークバランスに合わせて働くことができるでしょう。
本記事が看護師免許を活かして在宅ワークがしたいと考える方にとって参考になる記事となることを願います。
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