「看護師にとって穏やかな職場とは?」
「看護師でも穏やかな職場で働くことって可能なの?」
今、本記事を読んでいる方は上記のような思いを抱えているのではないでしょうか。
看護師として10年以上働いた経験があるので、毎日ピリピリした現場で働きながら、もっと穏やかに働きたい、看護師として働きながら穏やかな職場ってあるのかと思う気持ち、とてもよく分かります。
穏やかに働くことができる職場があるならば知りたいですよね。
そこで本記事では、
- 看護師にとって穏やかな職場とは
- 看護師にとって穏やかな働き方を探すポイント
について解説します。
ぜひ、参考にしてください。
看護師にとって穏やかな職場とは一体?
看護師にとって穏やかな職場とは一体どのような職場をいうのでしょうか。
看護師という職業は「きつい」「汚い」「危険」といわれています。
人の生死に関わる職場であり常にピリピリとした雰囲気の中で働かなくてはいけないため、ミスが許されず厳しい目でみられることや、同僚からも厳しい言葉を受けることがあります。
また、24時間患者の看護をしなければならないことから不規則な生活をしなければいけないことなどがきついといわれている原因の1つでしょう。
そして、患者の生活の面で全てのケアをしていくことを求められるため、人から出る汚物であったり、排液の処理をしなければならないこともあり、決してきれいな仕事とはいえません。
さらに、人間の生死に関わるような薬剤を取り扱う必要があるため、誤針などにより看護師にその薬が誤投薬されてしまう可能性や、さまざまな感染症が身近な存在となり感染のリスクがあります。
患者から暴力暴言を受けなければならないといったような危険を伴う仕事でもあります。
上記のような「きつい」「汚い」「危険」を伴う看護師の仕事は穏やかではない職場となってしまう要因の1つです。
上記を避けた職場が穏やかな職場といえるでしょう。下記にまとめました。
- 命に関わる場面があまりない
- 人間関係が良好
- 規則正しい生活を送ることができる
- 汚物、排液処理があまりない
- 危険物取り扱いがあまりない
- 採血・点滴があまりない
- 感染症患者がこない
- 暴言暴力をおこなう患者があまりこない
上記が看護師にとって穏やかな職場の主な特徴といえるでしょう。
看護師にとって穏やかな働き方を探すポイント
上記では、看護師のとって穏やかな職場について解説してきました。
ここでは、看護師にとって穏やかな働き方を探すポイントについてまとめました。
- 自分のライフスタイルにあっているか
- 職場の規模や労働環境を確認する
- 人間関係や実際の現場をリサーチする
上記について詳しくみていきましょう。
自分のライフスタイルに合っているか?
看護師にとって穏やかな働き方を探すポイントの1つ目は自分のライフスタイルに合っているかをみることです。
看護師の職場は24時間患者を看護する必要があり日勤帯のみの仕事ではなく朝早く出勤したり、夜中に出勤したり、残業して家に帰ってから再度すぐに出勤しなければならないといったことがある職場です。
上記のように不規則な職場で働くと規則正しい生活を送ることは難しく身体の健康に影響がでたり、ストレスを溜め込んで常にイライラとした心境のなか生活しなければなりません。
不規則な生活で健康被害があったりストレスを溜め込んでいる生活では、決して穏やかではいられません。
不規則な生活は、家族との時間を犠牲にしなければならない可能性もあります。
夜中に帰宅し日中睡眠をとる生活は、日中に生活をする家族と反対の生活をしなければならないことになります。
家族と違った生活をしなければならないことは、自分にとっても家族にとってもよい環境とはいえずストレスを感じながら仕事をしなければならないため、穏やかとはいえないでしょう。
規則正しく生活できる職場にしたり、日勤だけの働き方ができる職場を探し自分のライフスタイルに合わせられる職場を探すことが、穏やかな職場の探し方のポイントとなります。
職場の規模や労働環境を確認する
次に、職場の規模や労働環境を確認することも看護師にとって穏やかな職場の探し方のポイントの1つです。
職場の規模が大きいと教育体制がしっかりとしている可能性が高いです。
教育体制がしっかりしている労働環境の職場を探すとよいでしょう。
教育体制が整っていると分からないことやできないことなど、教育を受けながら成長していくことができます。
分からないまま仕事をすることになると、不安や恐怖心を抱えながら仕事をすることとなり、穏やかに働くことはできないかもしれません。
また、職場の規模が大きいと、スタッフも充実していることが考えられます。
スタッフが不足し1人で多重業務をこなしているとなぜ協力してもらえないのか、自分はなぜこんなにしんどいのかと辛い気持ちになり穏やかではいられません。
スタッフが充実していればその分仕事量も分散され、協力しながら仕事をすることができ心に余裕を持ちやすいため、穏やかな状態で仕事ができる可能性が高くなります。
マネジメント力があり指導力の高い管理者のいる職場では、看護師にとって穏やかな職場となりやすいです。
看護師の職場でいちスタッフである看護師たちの大変さや辛い労働環境を理解しマネジメントできる管理者がいると、労働環境改善しやすいです。
また、看護師達のSOSに気づき改善できるような指導ができる管理者が居ると働きやすい環境が整い穏やかな職場となります。
人間関係や実際の現場をリサーチする
人間関係や実際の職場をリサーチすることも看護師にとって穏やかな職場の探し方のポイントの1つといえるでしょう。
人間関係は穏やかな職場で働くために欠かせないものです。
人間関係が悪いと雰囲気が悪くなり業務においてお互いに協力することができず、相談しにくい環境となります。
相談できないことで相談したい出来事があっても個人で判断しなければならなくなり、個人で判断した結果ミスに気付けずアクシデントが起こりやすくなります。
アクシデントが頻繁に起こる職場は穏やかな職場とはいえません。
そこで、人間関係が良好な職場を探すことが穏やかな職場探しのポイントです。
実際の雰囲気や人間関係を知るために、現場を見学したり質問するなどのリサーチをするとよいでしょう。
さいごに
今回は、看護師にとって穏やかな職場とは、看護師にとって穏やかな働き方を探すポイントについて解説してきました。
ここまでで、看護師にとって穏やかな職場や自分にあった穏やかな働き方についてよく知ることができたと思います。
自分に合わない職場で働き続けることは身体的にも精神的にも辛いことであり、少しでも自分にあった穏やかな職場で働くことは大切です。
本記事が、看護師として穏やかな職場で働きたい人、穏やかな職場について知りたいと思う人の参考になれば幸いです。
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