看護師になりたいけど、看護師になるためにはどうしたらいいのか分からない人もいるでしょう。
「看護師になるには、どうしたらいいの?」
「准看護師と看護師は、どう違うの?」
「子供が看護師になりたいと言っているけど、どうしたらいいの?」
さまざまな疑問があると思います。
看護師の資格について、取得方法や仕事内容など気になりますよね?
看護師の資格はひとつだけではなく、それぞれの資格によってできる仕事内容も変わってきます。
資格ごとに分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
看護師の仕事をするために必要な資格とは?
看護師として働くには、国家試験に合格し看護師資格を得なければなりません。
看護師として仕事をするために必要な資格は、こちらです。
- 看護師
- 准看護師
- 助産師
- 保健師
それぞれについて詳しく解説していきます。
看護師
看護師になるための、次の2つのルートはこちら。
- 中学を卒業後「5年一貫看護師養成課程校」で学ぶ
- 高校卒業後「看護師養成校(4年制大学、3年制短大、専門学校)」で学ぶ
何歳でも看護師は目指すことできますが、最短で看護師になりたい場合は一貫校に入ることをおすすめします。
看護師とは「診察の補助」と「療養上の世話」をする仕事です。
検温やケガの処置や注射などをしているのは、ドラマでもよくみますよね?
注射などは、医師の指示のもとに看護師が行っているのです。
他にも、入浴の介助や身体を拭いたりオムツやシーツを替えるのも仕事のひとつですよ。
自分でごはんが食べられない人へは、食事の介助や歯磨きもします。
准看護師
准看護師になるための、次の2つのルートはこちら。
- 中学または高校卒業後「養成所(准看護師学校)」へ進学
- 中学卒業後「高校の衛生看護科」へ進学
養成所は2年間で、全日制と半日制を選ぶことができます。
高校の衛生看護科も全日制と定時制を選べますが、養成所より長く全日制で3年間、定時制で4年間です。
准看護師の仕事内容も、正看護師とほぼ変わりません。
しかし、正看護師は自分の判断で業務できるのに対して、准看護師は医師や正看護師の指示のもとでしか業務できないため注意が必要です。
助産師
助産師になるための、次の2つのルートはこちら。
- 4年制の大学へ進学しダブル受験する
- 専門学校や短大などの養成校卒業後に助産師養成所へ入学し受験する
おすすめは、大学へ進学してダブル受験する方法です。
助産師養成所への再入学をする必要がなく最短ルートになるだけでなく、大学は助産師についての研究や理論にも力をいれているためです。
男性でも、子供が大好きで助産師になりたいと思う人もいるでしょう。
しかし、助産師になれるのは女性だけしか取得できない資格になります。
助産師は妊娠から出産、育児まで、母子の健康を支えるため体調管理や指導をします。
助産師免許があれば「助産院」を開院することもできますよ。
保健師
保健師になるための、次の3つのルートはこちら。
- 4年制の大学へ進学しダブル受験
- 専門学校や短大などの養成校卒業後に助産師養成所へ入学し受験
- 看護師免許取得後に保健師コースのある大学へ3年次編入
保健師になるためには、看護師免許が必要になります。
効率がよくおすすめなのは、4年制の大学へ進学しダブル受験することです。
病院だけでなく、保健所や市役所で健康や育児に対する相談やサポートをして公務員として働くことが可能です。
企業や学校で、スタッフや学生の健康管理をする仕事もあります。
看護師になるための学校選び
看護師になるための進学ルートについて紹介しましたが、自分にあった道がどれか悩みますよね?
特徴も含めて解説していきますので、参考にしてください。
中学校卒業後から看護師を目指す
いちばん最短で看護師を目指すことができるのは、中学卒業後に一貫校で学ぶことです。
20歳で資格を取得できるため、いち早く看護師になりたい人におすすめですね。
衛生看護科で3年間、専門科で2年間の教育を受け国家試験に挑みます。
一貫校なため、専門科に進むときに入学試験を受ける必要もありません。
高等学校の卒業資格を得られるため、大学や短大や専門学校へ進学することもできますよ。
最短ルートで、かつ進路の選択肢も広げやすいでしょう。
高等学校卒業後から看護師を目指す
一般的な3年制の高等学校を卒業後から看護師を目指す場合は、最短でも3年が必要です。
4年制の大学では、一般教養の科目も含め看護師に必要な教育を受けられます。
保健師や助産師の教育だけでなく、幅広く看護の知識を学びたい人におすすめですよ。
3年制の短大では、看護師に必要なスキルを得る実技や実習をメインとしたカリキュラムが組まれています。
他学部の講義も受けられるため、心理学など看護に活かせる学問を同時に学ぶことができますよ。
大学へ編入することも可能なため、幅広い選択肢があります。
大学より1年短いぶん、国家試験に向けた勉強を短い期間で集中して励むことになるでしょう。
看護短期大学は、全国的にも数が少なく選択肢は狭いため注意してくださいね。
専門学校は大学と違い、一般教養はないため注意しましょう。
カリキュラムの1/3が実習を占めているため、国家試験対策も短期間で行う必要があります。
看護師になるために今からできる準備
看護師になるためにできることは、さまざまあります。
大切なことは、基礎的な学力をつけることとコミュニケーションスキルを身につけることです。
とくに理科の生物や化学は、看護師でも必要となる知識の基礎になってくるため勉強していて損はありません。
丸暗記ではなく「どうして?」と疑問を持ち、調べる学習をする癖をつけておくといいでしょう。
看護師は、コミュニケーションや人間性が大切な職業です。
家族や友人や先生など、さまざまな人との交流を通じて人間関係のスキルを身につけておきましょう。
実際に、学校や職場を体験するのもおすすめします。
看護師を養成する学校のオープンキャンパスや、職場体験で病院や介護施設を体験してみてください。
想像では分からない部分がみえてくると思いますよ。
また、現役の看護学生や看護師に直接質問できるチャンスでもあります。
1番大切なことは、どんな職場でどんな看護師になりたいのか具体的にイメージすることです。
しっかりと自分の看護師像を描くことで、自分の目指す看護師への道をさがすことができますよ。
さいごに
看護師になるための方法や、今からできることについて解説してきました。
看護師になるための方法は、こちらです。
- 中学を卒業後「5年一貫看護師養成課程校」で学ぶ
- 高校卒業後「看護師養成校(4年制大学、3年制短大、専門学校)」で学ぶ
今からできることは、こちらです。
- 基礎的な学力をつける
- コミュニケーションスキルを身につける
- 実際の現場を知る
- 自分のなりたい看護師像をしっかりとイメージする
どの方法で看護師を目指すか参考になりましたか?
さまざまな選択肢があります。
自分のなりたい看護師をしっかりとイメージして、自分に合った道を探してください。
本記事がこれから看護師の仕事を勉強したいと思ってる人の役に立てれば幸いです。
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