宝くじに当選したら税金はいくら引かれるのか知りたい方必見!当選したら税金が引かれてしまうの?と疑問に感じますよね。
そこで本記事では、宝くじに当選したら税金は引かれるのか、確定申告の必要性などについて詳しく解説していきますので、初心者の方はもちろん宝くじを購入している方も、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
宝くじは税金が引かれるのかそれとも非課税なのか解説!
宝くじは税金が引かれるのか、非課税なのか気になりますよね。
宝くじの当選金は、「当せん金付証票法」によって税金は引かれることはありません。
「当せん金付証票法」とは、主に宝くじの販売などの規制を内容とする日本の法律です。
宝くじは非課税の対象となるということから、宝くじの当選金から税金が引かれないことがわかります。
税金が引かれないということは、所得にも含まれないということなので、所得税もかからず翌年の住民税が増額することもありません。
宝くじと同様な賭け事「競馬」「競艇」「懸賞」「福引」は、税金が引かれることがあるため、注意しましょう。
宝くじの税金対策は可能?課税される前に宝くじ当選証明書を記入する必要がある!
宝くじの税金対策は可能なのでしょうか。
課税される前にやっておくべきことを下記にまとめました。
- 宝くじ当選証明書を記入する
- 当選金の受け取り方法
それでは、詳しくみていきましょう。
宝くじ当選証明書を記入する
銀行が発行する宝くじ当選証明書という書類があります。
宝くじ当選証明書とは、宝くじが当選した場合に当選した金額について銀行が証明してくれる書類です。
大金が口座に振り込まれていたら税務署から追及される可能性があるため、宝くじ当選証明書は取得しておきましょう。
宝くじを共同購入した際に、宝くじ当選証明書を準備しておくと税金が引かれることはありません。
例えば、宝くじを共同購入して当選金を配分する場合は、全員で銀行へ行きそれぞれの口座に分配して入金してもらえるように銀行側に伝えます。
宝くじ当選証明書もそれぞれ発行してもらいましょう。
共同購入した際は、宝くじ当選証明書がなければ課税されてしまう危険性があります。
税金が引かれないようにするための流れは下記のとおりです。
- 高額当選したら、共同購入したメンバーと銀行に行く
- 銀行側に当選金を配分することを伝え、それぞれの口座に入金してもらう
- 共同購入したメンバーそれぞれの宝くじ当選証明書を発行してもらう
上記の流れでどれか1つでもかけてしまってもいけません。
共同購入したメンバーが全員行かなければならない理由は、署名と捺印が必要だからです。
せっかく当選したのに、税金が引かれてしまうことはもったいないですよね。
当選金の受け取り方法
宝くじ当選金の受け取り方法として3つ挙げられます。
- インターネットで購入
- 宝くじ売り場で購入
- ATM宝くじサービスで購入
インターネットで購入した場合、個人の指定口座に入金されクレジットカードやキャリア決済で行います。
クレジットカードを使用する際は、セキュリティ面や使用可能な場所など注意点があるため理解して活用しましょう。
例えば、本人認証サービスによりセキュリティ向上ができます。
宝くじを購入した際、不正利用やなりすましなどセキュリティ面で心配な人もいますよね。
インターネットで購入後にクレジットカードで決済する場合、本人認証サービスという仕組みがあることで安心します。
キャリア決済とは、電気通信事業者が提供するサービスのことです。
キャリア決済を使用する際はお手持ちのスマートフォンで手軽に決済ができるため、いろいろ手続きが面倒だなと感じる人にはおすすめです。
宝くじ売り場で購入した場合、1万円以下の当選金を換金することができます。
1万円以上が当選した際は、銀行で換金しなければなりません。
50万円以上が当選した際は、本人確認書類を必ず提示しなければならないため、忘れずに準備しておきましょう。
ATM宝くじサービスで購入した場合、個人の指定口座に入金されます。
事前に通帳を解約していたり停止していたりすると、宝くじの当選金が入金されませんので注意する必要がありますね。
宝くじが当選した場合、使い方によっては税金が引かれるケースもある
宝くじが当選した場合、当選金から税金は引かれません。
しかし、せっかく宝くじに当選しても使い方によっては、税金が引かれてしまうことがあります。
税金が引かれるケースを下記にまとめました。
- 相続税
- 贈与税
ここでは宝くじが高額当選した場合、税務署との関わり方も解説していきます。
それでは詳しくみていきましょう。
相続税
相続税は、亡くなった方の資産(遺産)を相続した場合にかかる税金です。
宝くじが高額当選しても生前に使い切らなければお金は相続されますので、相続するということは税金がかかってしまいます。
贈与税
贈与税は、他人に金銭を贈与した場合にかかる税金です。
110万円以下は非課税と扱われますが、110万円以上の金額を贈与してしまうと、贈与税として課税されてしまいます。
宝くじが高額当選して他人に分配したり、宝くじを購入する際に共同購入することが考えられます。
例えば、5億円が当選するサマージャンボ宝くじを5人で共同購入した際に、見事5億円が
当選したとします。
共同購入しているので、5億円を5人で1億円ずつ分配した場合に贈与税がかかってしまうのです。
しかし、どうしても贈与税を支払わなければならない場合があります。
支払額を最小限に抑える方法を紹介しますね。
宝くじで高額当選した際、銀行を通さず直接相手に当選金の一部を贈与してしまった場合、贈与税を支払わなければならず、贈与税額は下記のような公式で求められます。
(贈与額-基礎控除額110万円)×税率-控除額=贈与税額
ポイントとなる点が、基礎控除額110万円です。
贈与額が110万円より大きい場合に課税されますが、金額が増えるほど支払う税金も増えていくことになります。
贈与額が大きくなるほど、支払わなければならない贈与税額も増えていく仕組みとなっています。
上記を確認すると、贈与税を支払う場合、宝くじの当選金を1円でも多く受け取るためには110万円に近い金額を贈与するかで課税される金額が異なるということがわかりました。
税務署との関わり方
金融機関が高額当選した方の情報を税務署に申告するため、税務署には高額当選者のデータが残ります。
実際あった話ですが、大金が口座に振り込まれたにも関わらず、実際の口座の入金額が少なかったということで税務署が調査に乗り込んできたそうです。
宝くじに高額当選するということは、税務署とも付き合っていかなければならないということがわかりますね。
税金が引かれるケースや税務署との関わり方を確認してきました。
相続税・贈与税を理解したうえで、税金が引かれないように注意しましょう。
宝くじに当選した場合でも税金が引かれることはない!確定申告する必要はあるのか?
宝くじに当選した場合でも税金が引かれることはありませんが、確定申告する必要はあるのでしょうか。
宝くじの当選金が税金から引かれることはなく所得として含まれないため、確定申告をする必要はありません。
個人の所得を行政に申告する仕組みとなっているので、非課税である宝くじの当選金を確定申告しなくてもよいということです。
さいごに|宝くじ当選しても税金が引かれる心配はない
宝くじに当選したら税金は引かれるのか・確定申告の必要性などについて詳しく解説してきました。
宝くじは「当せん金付証票法」という法律によって、当選金から税金が引かれないことがわかりましたね。
使い方によっては税金が引かれてしまうケースが相続税・贈与税でしたが、宝くじ当選証明書を取得することで贈与税の支払いを回避できる可能性があります。
高額当選した際は、必ず銀行で発行してもらえる「宝くじ当選証明書」を準備しておきましょう。
非課税である宝くじの当選金を確定申告しなくてもよいこともわかりました。
せっかく当選したのに損をしないためにも、本記事を参考にして宝くじを楽しんでください。
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