所属/秦国・大将軍
基本情報
永きにわたり最前線に身を置き続けた猛将
咸陽から遠く離れた前線で戦い続けていたためか、中央で働く兵たちの間では知名度が低かった将軍です。しかし秘めたる能力はかなりのもので、合従軍との戦いでは大将軍の一人として、一翼を担っています。「バァア」◀隊の先頭を駆け、敵を打ち砕きます。麃公の戦の真骨頂です。
・人物評 性格
戦の流れを匂いで感じる
王騎に「独特」と評された麃公の戦のとらえ方とは、戦場をひとつの炎に例える事です。戦の推移で炎が大きくなり、最大限に燃え盛った匂いを嗅ぎ取ったら、一気に敵総大将めがけて突貫するというものです。究極の本能型の武将である麃公ならではの戦術です。◀罠すら敏感に嗅ぎ取るが、逆を言えば匂いが無いと強さを発揮できません。
・技量
王騎も認める武力と軍団の強さ
機が熟したと見た麃公率いる一軍の突進を正面から止められる軍は存在しません。その破壊力の源となっているのが、麃公自らが先陣を切って戦うという事と、麃公を守るために死に物狂いで後を追う部下たちとの連携です。この進撃を止めるには麃公軍の横や後方から攻撃を加え、兵と威力を徐々に削るしかないのです。まさに相手からすれば犠牲は必至です。◀麃公自身の武力の高さもあり、真正面に立つことになった相手はただ砕けるしかありません。
来歴
壱 蛇甘平原で呉慶を討ち取る
麃公は、秦領に侵攻してきた魏軍を撃退する任を受けました。軍団を分けて戦わせたあと、自らは匂いを嗅ぎ取るため先陣を切って敵本陣を強襲します。表向き参戦していない王騎軍の威圧感も利用して呉慶を討ち取ると、速やかに本国へと戻りました。◀本能型将軍と知能型将軍による、命をかけた戦いです。軍配は麃公にあがりました。
弐 合従軍の侵攻をいち早く足止めする
李牧による″合従軍″の侵攻を誰よりも早く察知した麃公は、魏軍の進軍路を単独で突き止め、足止めの戦いを敢行します。後に飛信隊とも合流し、本国で昌文君や昌平君らが戦略を決定するまでの貴重な時間を稼ぐ事に成功しています。◀この時の魏軍総大将は、蛇甘平原で死力を尽くしあった呉慶の息子・呉鳳明です!
引用元
キングダム英傑列紀、キングダム漫画原作、キングダムアニメ公式サイト、
ivedoorBlog(龐煖と李牧に届いた麃公(ひょうこう)将軍の史実とは?)
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