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介入の効果を考察!!円安進む状況は果たして効果はあったのか!?

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市場介入後の円高効果は一時的!?

20日に市場介入が行われてから、一時的には1ドルが140円台の値を付けましたが、それも束の間で、29日には市場介入前の144円台にもどってしまいました。結果だけをみると、それはなかったと判断しがちですが、必ずしもそうとは言えないようです。

アメリカの金利の高騰がますます進む!?

ドルが買われる背景には、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)の金利が引き上げられると、市場ではより高い利回りが見込めるとして、ドル買いが強まってきます。わかりやすく説明しますと、金利が高まると、ドル買いの傾向が強まってきます。そうなると、市場ではドルが安値を付けた時を投機のチャンスととらえ、1ドルが140円台の時にドルを買い、1ドルが144円の時に売りに出せば利益が得られるしくみです。そうなると、ますますドルが買われてしまい、1ドルが145円になり、146円になる可能性が出てきてしまいます。

市場介入効果は少なからずとも出ている!

市場介入は円売りドル買いの、急速な動きのストッパー的な効果があるとみられのではないでしょうか!?一度、市場介入を行うことにより、ドルが売られると、円高ドル安になり、仮に1ドルが140円台の時に買った場合、市場介入で1ドルが136円まで値上がりすると、損をしてしまうことになってしまいます。このように、市場介入を一度でも行えば、次もあるかもしれない、ドルを買い続ければ損しかねないとの行動に変えてしまう効果があるのです。ただ、今の情勢のように、日本とアメリカの金利の差が大きい中では円が売られやすい状況は変わりにくい状況に感じられますが、今回の介入が行われてなければ、さらに円安は進行したのかもしれません。

市場介入にも限界がある!?

市場介入するにあたり、円を買うためにはドルを売る必要があるのですが、ドル自体は外貨にあたり、豊富に自前用意することは難題とのこと。その為、市場介入にあたり、政府日銀に求められることは、確実な効果をえられるように、最高のタイミングで市場介入を行うかが求められることになりそうです。鈴木財務大臣の「間髪入れずに瞬時にやる」との言葉を信じて任せるしかありませんが、一日でも早く今の生活圧迫につながる円安の状況が好転していくことを祈るばかりです。

参考記事 NHK NEWS  WEB

 

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