本記事は、家庭教師歴4年の渋谷知里（しぶやちさと）氏監修のもと、情報をまとめています。
渋谷知里（しぶやちさと）氏の経歴、およびオンライン家庭教師についての全容は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
はじめに｜オンライン家庭教師の仕事内容について
オンライン家庭教師の仕事内容について、このような悩みを抱えていませんか？
「家庭教師の仕事に興味があるけど、どんなことをするんだろう」
「家庭教師って、毎回移動するのが大変そう」
「リモートワークでできる教育系のアルバイトが見つからない」
今回の記事では、オンライン家庭教師の仕事内容と教え方のポイントをお伝えします。
また、オンライン家庭教師としての教え方に悩んでいる方は、下記の記事を参考にしてください。
オンライン家庭教師の仕事内容を5つのポイントで解説！
ここでは、オンライン家庭教師の仕事内容について解説しています。
個別授業｜1対1でのマンツーマン教育
1対1のでの個別指導では、生徒の1人1人の進度に合わせた指導を行います。学校の予習復習、テスト対策など内容はさまざまです。塾によっては、到達度テストの作成や宿題チェックなども行います。1対1の授業なので「わからない」と、いつでも言える関係性作りが重要です。まずは、講師が自分の情報を開示し、いつでも質問してよい雰囲気作りを行いましょう。1対1指導の魅力は、個性を生かした二人三脚のスタイルで指導ができることです。
生徒のつまづきやすい点を把握し、どうしたらモチベーションがあがるかなど指導中に気づいたことはメモをし、日々の指導に活かすと、より効果的な指導が行えます。
集団授業｜複数の生徒に教育
集団授業は20〜30人で行われる授業を指します。
主な流れとしては、授業前の内容の構成・準備→導入→授業→授業後の振り返りです。授業前の準備は全体でどれくらいの時間を使って、何が結論なのかを構成しておきます。板書がある場合は板書計画まであると書くときの迷いや時間の無駄がぐんと減ります。
また、生徒がつまずきそうな点をあらかじめ挙げておくことで、質問への対応がスムーズになります。実際の授業では導入が重要です。授業に関連した何気ない話題から生徒が授業に参加するきっかけを作れば、その後の授業の発言数や内容への関心が大きく変化します。授業の残り時間では質問がないか、教師側から問いかけましょう。その日のポイントを生徒と振り返り、整理するのもいいですね。授業後は質問が多かった点、生徒の反応が乏しかった点を振り返り授業の改善を行います。必要であれば次回の授業でかけていた部分のフォローまで行うと生徒の定着度が大きく上がります。
進路相談｜将来の目的を明確にする
生徒の進路相談も講師の重要な役割です。講師は、生徒自身の今の現状と目標までの差分を明確にすることが重要です。そのためには何をすればいいのか、どれくらい時間がかかるのかを明確にして、生徒と講師で目標達成するイメージを共有しましょう。また、志望校の受験情報をよく把握しておくことも重要です。特に私立入試や推薦入試など独自の試験方法で受験する場合は学校の特色が大きく現れます。講師は、受験生にった目線で受験情報を整理し、適切なアドバイスを行いましょう。
学習管理｜生徒の勉強の理解度を把握する
日頃の生徒の学習スケジュールや理解度を一緒に確認します。
「何がわからないのか」をそのままにすると理解度が低下します。このとき、講師は、前回学習したところを短時間で振り返り、何が「わからない」のかを明確にすることに努めましょう。そうすることで、生徒も漠然とした不安がなくなります。また、塾での勉強だけではなく、勉強を習慣化させるために、家庭での学習管理も必要です。
宿題に対して嫌悪感があるような生徒は、無理にたくさん宿題を出しても効果はありません。そんな時は「スモールステップ」を意識しましょう。たった5分でもいいので、宿題を行い、それが評価される成功体験を増やすことで生徒の勉強への抵抗感を減らすことができます。「やる気が出ない」時は、何に悩んでいるのか「悩みを分解」し、何気ない話から解決方法を一緒に導きましょう。
保護者面談｜保護者の悩みを解決する
保護者の方とのコミュニケーションも重要です。
保護者の方々が、我が子に「何を望んでいるのか」そして、講師に「どんなことを望んでいるのか」をきちんと聞き取りましょう。生徒が塾に行くキッカケもさまざまです。保護者の方が「子どもに言っても家で勉強をしなくて心配」や「子どもが授業についていけるか不安」などと保護者側にも悩みはあります。その時は、小さくても、授業中によくできたところは、しっかりと褒め「できたこと」を報告しましょう。学習のメリハリ苦手な生徒の保護者にはには、家庭での声掛けなどの協力を仰ぎましょう。
オンライン家庭教師としての接し方についてのポイントは、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
オンライン家庭教師の仕事の形態は3つに分類？その内容とは？
ここでは、オンライン家庭教師の仕事の形式について解説します。
リアル指導型の授業形態
リアル指導型は、講師と生徒のお互いの顔と手元を映したリアルな指導形態のことをを指します。
表情だけではなく、2画面で実際に解いている手元を映しながら実施します。実際に、解いている過程からフィードバックすることができるため、対面授業と比較しても高い学習効果が期待できます。指導の際使用するツールもオンライン会議アプリのzoomやSkypeなどの日頃から使用されているものが多いようです。
対話型の授業形態
メインのウェブカメラのみで指導する形態です。こちらも、Skypeやzoomなどのオンライン会議ツールを使用して指導を行うため、操作にはすぐに慣れることができます。この対話型授業のメリットは、わからないところや質問があったときにすぐに聞けるところです。リアル指導の授業形態と比較すると、生徒の顔のみで問題を解いている様子が見えず教えづらいため、日頃からのコミュニケーションが重要になります。
オリジナルアプリでの授業形態
独自のアプリを使用して、指導を行います。その会社ごとのカリキュラムや教科書にあったアプリを使用します。ペンタブで回答を行ったり、質問方法などもさまざまです。一般的な会議アプリとは操作方法が異なるため、指導のために操作方法に慣れる必要があります。
さいごに｜オンライン家庭教師の仕事内容を理解してアルバイトを始めよう！
今回は、オンライン家庭教師の仕事内容について解説してきました。どのような仕事内容なのか理解できたら、「実際にアルバイトしてみたい」と考えた方もいるはず。在宅でできることから、現代のコロナ禍において、オンライン家庭教師はおすすめです。
最後に、本記事の内容をまとめます。
- 講師は授業前の準備から始まります。授業を行った後は、課題のチェックや理解度・進度の管理などを行います。
- 生徒のことをつまずきそうな点を前もって予測し、授業に臨むことが大切。
- 生徒と講師の信頼関係が学習に大きく影響するため、講師自身から生徒に歩み寄り、安心して学び、質問できる関係性を構築する。
- 講師は保護者の不安を汲み取りながら、生徒の成長を一緒に目指す。
- オンライン学習はリアル指導型、対話型、オリジナルアプリ型の3つがある。
オンライン家庭教師は在宅でアルバイトが可能です。詳しくは、下記の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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