「看護師は大変って聞くけど何が大変なの?」
「実際に働く看護師は大変さをどう感じているの?」
今、本記事を読んでいる方は上記のような思いを抱えているのではないでしょうか。
看護師として働いてみたいけど、大変だと聞いて実際に何が大変なのか知りたい気持ち、分かります。
看護師は何が大変なのかを知ったあとで自分も働けるのかどうか判断したいですよね。
そこで本記事では、
- 看護師が大変なことだと感じるとき
- 看護師のリアルな声
について解説します。
ぜひ、参考にしてください。
看護師が大変なことだと感じるとき
看護師が大変なことだと感じるのは、どのようなときでしょうか。
下記にまとめましたのでご覧ください。
- 仕事で感じる大変なこと
- 仕事以外で感じる大変なこと
上記について詳しくみていきましょう。
仕事で感じる大変なこと
看護師として仕事をしているなかで感じる大変なことは大きくまとめると4つあります。
人間関係
1つ目は、人間関係です。
看護師同士での人間関係や患者との関係でのストレスでやめていく看護師がいます。
看護師の職場は、先に就職している看護師が後に入ってきた看護師に対して仕事を教えるという職場がほとんどです。
先に就職した看護師が後に入ってきた看護師に対して仕事を教えることとなるとどうしても上下関係が発生します。
教える際に、なぜできないのか、できて当たり前と思っている上の看護師は、下の看護師に対し、きつい言葉やいじめているかのように教えることがあります。
初めてのことはできなくて当たり前なのですが、そのように思わない厳しい上の看護師がいることは事実です。
また、狭い女性同士の職場ではときどき、うわさ話をしたり広めたりすることが好きな看護師がいます。
よくない話を広められたりすることは、された本人にとってはかなりストレスを感じることとなります。
いじめをしたりうわさ話を広めるような人がいる職場では、人間関係に悩み大変な思いをする看護師がいるでしょう。
また、患者から理不尽なクレームをいわれたり、看護師を家政婦のように扱う患者がいます。
理不尽なクレームや看護師を家政婦のように扱う患者がいると、なぜ自分は看護師として働きたかったのかわからなくなり、仕事が嫌になることがあります。
患者との人間関係も看護師の仕事の大変なことといえるでしょう。
業務量が多く超過勤務しがち
2つ目に業務量が多く超過勤務しがちということです。
看護師は、何人もの患者を受け持つことになります。
受け持つ患者の一日のスケジュールを把握し、全員の点滴や検査、手術搬送、術後経過観察、カルテ入力などをしていく必要があります。
患者は病気を患っているため、患者全員が変化なく穏やかに1日を終えるということは1年に数えるほどしかありません。
急変があったり、症状が安定せず、何度も患者のところに行く必要も出てきます。
患者の1日のスケジュールをこなすだけでも精一杯のなか、急変や何度も患者のところにいくことは、さらに業務量が増え、業務時間内に仕事を終わらせることができなくなります。
そこで、超過勤務が発生するのです。
勤務終了時間定刻ちょうどに帰れる事があまりないことは、看護師の大変なことの1つとなるでしょう。
ミスが許されないプレッシャー
看護師はミスが許されないプレッシャーを抱えながら仕事をしなければならないことも大変なことの1つです。
看護師は、患者の身体に直接薬剤投与をしたり、処置をしたりします。
薬剤投与でミスをすると、患者の命に直結することもあります。
また、患者に対して処置をする際に、誤った処置をしてしまうことで、患者に苦痛を与えてしまうことにもなるでしょう。
看護師も人間なのでミスをしてしまうこともありますが、ミスをしないようにしなければならない、できるだけ被害を食い止めなければならない、可能な限りミスしないために自分はどうするべきなのだろうかと常に考えながら仕事をしなければなりません。
ミスに対するプレッシャーを常に感じながら働くことは、看護師の仕事をするうえで大変なことです。
日々学ぶことが多い
日々学ぶことが多いことも看護師の仕事の大変なことだといえます。
病院に入院してくる患者は、全て同じ病気で入院してくる訳ではありません。
病気にはさまざまな種類があり、複数の病気を抱えて入院してくる患者もいます。
全ての病気を把握していれば問題はないですが、さまざまな種類の全ての病気を把握することは不可能に近いです。
入院してきた患者の病気がどのような病気なのかを知らなければ、患者にどのように看護することが必要なのかが判断しにくいため、勉強する必要があります。
また、さまざまな検査や手術があり、検査や手術は日々進化しています。
検査や手術によって患者への支援方法が変わったりするため、自分の知らない検査や手術があれば、勉強することが必要となるでしょう。
さらに、薬の種類や名前についても勉強する必要があるため、かなり大変です。
病院によって処方する薬が違う事があるため、患者が入院してきた時点で、看護師が知らない薬を飲んでいるということがよくあります。
ほぼ同じ成分でも名前が違うという薬もあります。
看護師の知らない薬があって、知らないまま患者に飲ませることは事故につながることがあり、危険です。
上記のように、看護師は日々学ぶ事が多く、看護師として仕事している間は情報をアップデートし続けなければなりません。
仕事以外で感じる大変なこと
看護師は、仕事以外でも大変と感じることがあります。
大変と感じる主な内容は、下記のとおりです。
- 休みが取りづらい
- 通勤の負担
- 家族との時間や接し方
上記についてそれぞれ詳しくみていきましょう。
休みが取りづらい
1つ目は、休みが取りづらいということです。
休みをとることは労働者の権利であり、看護師でシフト勤務の場合希望した日に決められた日数の休みがもらえます。
しかし、看護師が人手不足な職場では、自分が休みを取りたい日に休み希望者が重複していたり、自分より上の看護師が休みを希望していると、休みをもらいにくいということがあります。
通勤の負担
通勤の負担も大変だと感じることの1つでしょう。
看護師は日勤勤務だけではなく、早番、遅番、夜勤などの勤務があります。
通勤時に公共交通機関を利用する場合、夜間や早朝で通勤する際は動いておらず通勤できないこともあるため、住む場所なども考えなければなりません。
家族との時間や接し方
家族との時間や接し方も看護師の大変なことの1つです。
病院は365日24時間体制がほとんどで、看護師は365日24時間体制に合わせてシフト制で仕事をしています。
すると、家族との時間が合わなくなってしまい、一緒に過ごす時間が減ってしまいます。
また、勤務が終わり夜間や早朝に自宅に帰ると家族が寝ている時間であるため、気を遣って生活しなければなりません。
大変なことは他にもある!看護師のリアルな声
看護師が大変なことは他にもあります。
リアルな看護師の声をまとめました。
- 看護師の仕事だけならまだしも委員会の仕事が負担
- 休日に病院へきて、研究をやらなければならないが、なぜ自分の休日を使わないといけないの?
- 始業の1時間前にきて情報収集したり、点滴準備する必要があるのか、時間外業務が多すぎる
- 痰の吸引や排泄介助など汚い仕事が嫌
- 患者から暴言や暴力、セクハラを受けた
上記のようなリアルな声がありました。
全ての病院で上記のように感じている看護師がいるという訳ではありません。
しかし、看護師として働くうえでリアルな声と大変なことを知ることで、大変な職場を選ばないことにつながり、今後自分が看護師として就職先を探すうえで役に立つことでしょう。
さいごに
今回は、看護師が大変な事だと感じるとき、看護師のリアルな声について解説してきました。
看護師の大変なことや看護師のここだけのリアルな話について知ることができたかと思います。
看護師の仕事は、大変なこともさまざまありますが、楽しさややりがい、感動を得ることができる仕事です。
本記事を読むことが、看護師として働く際の大変さを知り、大変なことをできるだけ避け、自分にあった仕事との出会いにつながれば幸いです。
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