「看護師から転職したい」
「看護師の資格を活かして一般企業で働きたい」
今、本記事を読んでいる方は上記のような思いを抱えているのではないでしょうか。
看護師として病院で働いてきたけど一般企業でも働いてみたい、せっかくなら看護師として働いてきた技術を活かしたいという気持ち、よく分かります。
上記のような一般企業があったら知りたいですよね。
そこで本記事では、
- 看護師から一般企業に転職するには
- 一般企業でも活かせる看護師の仕事
- 一般企業へ転職するメリットとデメリット
について解説しています。
ぜひ、参考にしてください。
看護師から転職するには?一般企業の求人は意外とある!
看護師の資格を活かして、一般企業で働くことはできるのでしょうか。
あまり知られていないかもしれませんが、一般企業でも働くことは可能です。
看護師の資格があるため、看護師として働きたいと思っている方もいらっしゃることでしょうが、看護師以外で異業種の一般企業への就職に挑戦することも1つです。
せっかく転職に挑戦してみようと思い立った気持ちがあるのならば、新たな業種で新しいことを勉強することも今までとは違った自分に出会えるきっかけになるかもしれません。
異業種の一般企業への就職は新たな知識や技術を習得することができる環境となることでしょう。
しかし、看護師資格を活かして看護師として一般企業で働きたいと思っている方が大半なのが現状です。
一般企業でも看護師を必要としている企業はさまざまあります。
例えば、産業看護師として一般企業に就職し、企業社員の健康の保持、増進や管理をおこなう看護師を求人として募集している企業があります。
また、医療に関連した製薬会社、医療機器メーカー、治験関連などの企業でも、看護師の資格と知識や技術を活かして働くことも可能です。
一般企業で看護師として働くと、病院勤務と比べ休日が定まっている場合がほとんどであるためワークライフバランスが整いやすいです。
また、看護師の資格手当がもらえる一般企業もあるでしょう。
看護師から転職を目指す!一般企業でも活かせる看護師の仕事4選
一般企業でも看護師の資格を活かせる看護師の仕事には何があるのでしょうか。
下記に一般企業でも看護師の資格を活かせる仕事4つをまとめました。
- フィールドナース(クリニカルスペシャリスト)
- 治験コーディネーター
- 臨床開発モニター
- 医療系コールセンター
上記について詳しくみていきましょう。
フィールドナース(クリニカルスペシャリスト)
一般企業でも看護師の資格を活かせる仕事の1つ目は、フィールドナース(クリニカルスペシャリスト)です。
フィールドナースとは、医療従事者やクライアントに対し、医療に関する自社製品やサービスを営業する企業を看護師の視点でサポートする仕事のことをいいます。
看護師として働いてきた知識や経験を営業の場で活かすことができます。
製品のアフターフォローなどもおこなうため、新たな知識を得ることも可能です。
治験コーディネーター
次に、一般企業でも看護師の資格を活かせる仕事は、治験コーディネーターです。
治験とは、製薬会社などが新薬を開発し、その新薬を実際に使うことが可能かどうか臨床で研究していくことです。
治験コーディネーターは、医療機関などで、治験の被験者に対し適切に治験がおこなわれるように調整をすることになります。
特別に資格を必要としたりすることはありませんが、治験をする際には実際に医療機関で患者や医療者と関わりながら進められることになるため、医療の知識や専門性がある方がよいとされています。
そこで看護師として働いてきた知識と技術と経験があるため、治験コーディネーターとしても働きやすいです。
臨床開発モニター
3つ目に、一般企業でも看護師の資格を活かせる仕事は、臨床開発モニターです。
臨床開発モニターは治験をおこなう医療機関や医師の選定、モニタリング、報告書作成などが主な業務内容です。
治験コーディネーターと混同しやすいですが、臨床開発モニターは、新薬を治験する時に、治験を開始する前から終了した後までを治験実施計画書に従って管理する仕事です。
臨床開発モニターも特別に資格を必要とすることはありませんが、医療に関する知識や専門性があることで、信頼も得やすく看護師の資格を活かせる仕事といえます。
医療系コールセンター
次に一般企業でも看護師の資格を活かせる仕事は、医療系コールセンターです。
医療系コールセンターでは病気やケガで不安に感じている人からの電話に対応し、相談に応じたり、健康に関する相談に対応する必要があります。
医療品メーカーのコールセンターも医療系コールセンターの仕事に含まれており、医療品メーカーのコールセンターでは、医療機器の取り扱いや使用方法に対する問い合わせに対し説明をするといったこともあります。
医療系コールセンターも特別に看護師資格が必ず必要というわけではありませんが、医療に関する相談を受ける場合、看護師という専門性があることは、患者の安心感にもつながり、重宝されることでしょう。
看護師から転職するか悩む?一般企業へ転職するメリットとデメリット
看護師の資格を活かして一般企業に転職することができるということはわかっても、
実際に転職してもよいものか悩みますよね。
そこでこちらでは、
- 一般企業へ転職するメリット
- 一般企業へ転職するデメリット
について詳しく解説していきます。
メリット
一般企業に転職するメリットの1つ目に、ワークライフバランスがとりやすいことがあげられます。
企業は一般的に土日祝日休みです。
土日祝日休みであるため、自分の時間を確保しやすく、家族との時間も大事に過ごせます。
次に、身体や精神的に負担が少ないことです。
ほとんどの企業では夜勤がなく、急変しそうな患者がいるということもありません。
また、難しい医療行為もないため、病院勤務のように日々変化する医療行為をいろいろと覚えたりする必要がなく、勉強に追われる日々ではなくなります。
そのため、病院勤務と比べ、身体や精神的な負担が軽減につながりやすいです。
デメリット
一般企業に就職するデメリットの1つ目に、臨床の経験を忘れてしまうことがあげられます。
一般企業の仕事は、病院などの臨床の仕事とは違います。
そのため、臨床経験を忘れやすく、再度病院などで働く際に苦労する可能性があるでしょう。
次に、給料が減る可能性があることです。
病院などで働いていると、夜勤などの手当があり給料は高くなる傾向にあります。
しかし、夜勤などの手当がない一般企業では給料が下がることがあります。
大手企業など企業によっては病院で働いていたときよりももらえる可能性もあるため、自分の希望給料に合わせて転職するとよいでしょう。
さいごに
今回は、看護師から一般企業に転職するには、一般企業でも活かせる看護師の仕事、一般企業へ転職するメリットとデメリットについて解説してきました。
ここまでで、一般企業でも看護資格を活かせる仕事があるかどうか、看護師が一般企業へ転職するにはどうすべきかをよく知ることができたかと思います。
看護師の働き先はさまざまで、一般企業でも看護師として働くことができます。
本記事が少しでも看護師として転職を考えている人、看護師として一般企業で働いてみたいと思っている人の参考となれば幸いです。
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