「看護師でアクシデントを起こしてしまい辞めたい。」
「アクシデントを起こしてしまったら辞めなければならないの?」
今、本記事を読んでいる方は上記のような思いを抱えているのではないでしょうか。
看護師として10年以上働いた経験があるので、取り返しのつかないミスをしてしまいこのまま仕事を続けていてもよいのかと思う気持ちはとてもよく分かります。
起こしてしまったアクシデントを克服して、看護師を辞めずに仕事を続ける方法があったら知りたいですよね。
そこで本記事では、
- 看護師が辞めたいと思うのは普通のこと
- 看護師がアクシデントを起こし辞めたいと思う気持ちを克服するには
- アクシデントを起こし本気で辞めたいと悩むなら無理はしない
について解説します。
ぜひ、参考にしてください。
看護師にアクシデントは付きもの!「辞めたい」と思うのは普通のこと!
看護師も人間であり医療の対象もまた人間である以上、思い通りにはいかないこともありアクシデントは付きものです。
看護師ならば、アクシデントを起こしてしまい、自責の念から辞めてしまいたいと思うことはよくあることでしょう。
看護師は、どのようなときに辞めたいと思うのか気になりますよね。
やはり、アクシデントが起きると辞めたいと思う気持ちが強くなりがちです。
看護師も人間であり、どんなに気をつけていてもその際の心情や環境、疲労感からミスをしてしまう場合があります。
ミスがアクシデントにつながり、アクシデントが患者の命を脅かしてしまうものであったり、誤針など自分へ害が及んでしまう場合があります。
なぜ上記のようなことをしてしまったのかと自分を責めたり、自分に害が及ぶような仕事に恐怖心を感じたりするなど、仕事を辞めたくなってしまいがちです。
また、1人で多重業務をこなさなければならないことや夜勤業務があること、人間関係などさまざまなストレスを感じながら看護師は多忙な状況で仕事をしています。
ストレスを感じながら仕事をしているなかでアクシデントが起こってしまうと、さらに精神的負担が強くなり、普段であれば辞めたいまで考えが及ばないようなことでも辞めたいと安易に思うこともあるでしょう。
上記のように、ミスが起こりやすい環境のなかで仕事をおこない、実際にミスがアクシデントにつながる結果となると、安易に辞めたいと思うことにつながってしまうのです。
看護師はアクシデントで強くなる!「辞めたい」を克服するには?
看護師はアクシデントで強くなるといわれます。
よい看護師人生のなかでアクシデントは付きものなので、強くなるしかない状況になるためです。
それでは、アクシデントが起こり辞めたいという気持ちになったとき、どのように克服するとよいのでしょうか。
- 報告、連絡、相談
- インシデントレポート記入
- 気分転換の方法を見つける
上記について詳しくみていきましょう。
報告、連絡、相談
アクシデントが起こってしまったら、同僚や上司、医師に報告し、指示を仰ぎましょう。
アクシデントが起こってしまうと周りに迷惑をかけてはいけない、自分で解決しなければと思い、1人で判断しようとしがちです。
しかし、1人で判断をすると起こったアクシデントが余計に拗れてしまうこともあります。
報告し、相談することでよい解決方法がみつかることもあります。
上手く解決できれば解決できなかったときに比べ、辞めたいと思う気持ちは多少なりとも減ることでしょう。
また、アクシデントが落ち着いたあと、信頼できる同僚に相談するとよいでしょう。
1人で悩んでいると悪い方向に考えがちです。
信頼できる同僚に相談し、辞めたいと思う気持ちや正直な気持ちを話すことで、よい方向に導いてくれることがあります。
そのため、辞めたいと思う気持ちの克服につながります。
インシデントレポート記入
アクシデントが起きたら、インシデントレポートを記入することも辞めたいと思う気持ちの克服につながるでしょう。
インシデントレポートは、医療ミスにつながるかもしれない事例や実際に起こってしまったアクシデント事例をレポートとして提出します。
レポートを記入するときは、なぜそうなってしまったのかなどを客観的に記入していく必要があります。
客観的に記入できればアクシデントが起こってしまった理由やどうしていく必要があったのか、自分だけに起こりうる事例ではないと気づくなど俯瞰してみることが可能なため、自分を責める気持ちは自然と薄れていくでしょう。
インシデントレポートを記入することで辞めたいという気持ちよりも、起きてしまったアクシデントを次に活かしていこうと前向きな気持ちになることができます。
気分転換の方法を見つける
気分転換の方法を見つけることも、辞めたいと思う気持ちの克服につなげる方法の1つです。
アクシデントが起こってしまうと、どうしてもアクシデントのことばかり考え自分を責める気持ちになってしまいがちです。
自分を責めるだけでは問題の解決にはならず、自分も辛い気持ちを持ち続けなければなりません。
休みの日などを利用し、思い切って気分転換できることをしてみましょう。
気分転換をすることで、考え方の変化などを感じることができるかもしれません。
看護師はアクシデントから避けられない!本気で辞めたいと悩むなら無理はしない
上記でも解説してきたように、看護師にアクシデントは付きものです。
アクシデントが連続して起きたりして自分に看護師の仕事は向いてないなどと感じ、辛くなってしまう方もいることでしょう。
看護師は身体や心の健康があってこそできる仕事といえます。
「辛い」「もう辞めてしまいたい」と悩み続けることになるのであれば、無理をせず違う職場を選択することも1つの手段です。
看護師は、看護師の資格を活かしてさまざまな場所で就職することが可能です。
アクシデントは、1人で多重業務をこなさなければならないことや夜勤業務があること、人間関係などさまざまなストレスを感じることで起こりやすくなります。
さまざまなストレスがあまりない職場を選ぶことで、アクシデントを減らすことができるでしょう。
例えば、看護の対象が病気の患者ではない保育園や企業看護師、福祉施設、治験業務などは病棟看護師ほど多忙ではなく夜勤業務もないため、病院業務と比べストレスが減ります。
上記のように、看護師は病院だけではなくさまざまな場所で働く選択肢があります。
無理をして身体や心を壊すまで仕事を続ける必要はありません。
辞めたいと悩み続け辛い思いをするのであれば、無理せず違う職場を選ぶという勇気をだすことが必要でしょう。
さいごに
今回は、看護師が辞めたいと思うのは普通のこと、看護師がアクシデントを起こし辞めたいと思う気持ちを克服するには、アクシデントを起こし本気で辞めたいと悩むなら無理はしないということについて解説してきました。
ここまでで、看護師がアクシデントを起こしたとき仕事を辞めたい気持ちを克服する方法について、知ることができたと思います。
看護師にアクシデントはつきものです。
アクシデントを起こしたことをいつまでも考えて仕事を辞めてしまいたくなる気持ちも分かります。
しかし、2度と同じアクシデントを起こさないようにすることに焦点をあて、成長していくという方法もあります。
どうしても辞めたい気持ちが消えないときは、無理はしないという方法も選択肢のひとつです。
本記事が、看護師でアクシデントを起こし、辞めたいと悩む人の参考となれば幸いです。
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