利上げ幅0.25%!?縮小の見方強まる!!
去年アメリカでは、記録的なインフレとなりましたが、今回の消費者物価指数の上昇率は6%台で、6カ月連続で前の月を下回る結果となりました。
今回、31日から2日間金融政策決定会合が開かれ、その利上げ幅に注目が集まっています。昨年11月の会合までは4回連続の0.75%の大幅な利上げを実施しましたが、12月には利幅を下げて0.5%の切り下げを決めました。この要因としては、インフレが落ち着き始めていると見られているようです。今回の会合でも、さらに利幅を縮小し0.25%になると言う見方も強くなっているようです。
もう一つの注目点は、FRBパウエル議長の発言内容にも是非注目して欲しいのですが、政策金利をどこまで引き上げるのか、その到達点はどのくらいをみているのか、どの程度維持するほうがいいのかなど、その発言内容にも注目が集まっています。
今後のFRBの利上げ幅とその確率を予想!!
世界の大規模な商品取引所が公表しているデータによると、今回の会合では、日本時間29日の正午の時点で0.25%利上げの確率は98.4%、0.5%利上げの確率は1.6%となっているようです。
市場の予想通り0.25%の利上げ幅を決めた場合、次回の3月の会合での利上げの確率は、0.25%が84.2%、据え置きの確率は15.5%との結果が出ています。
そして3月の会合で0.25%の利上げを決めた場合、5月に据え置かれる予想は56.9%の高い確率となっているようです。
昨年FRBは、インフレの抑制を目標に金融引き締めを実施してきました。政策金利0から9カ月余りで4.25%の引き上げを実施。その影響が経済に与えてることとして、利上げのペースを昨年12月に緩めました。今後景気やインフレの動向を見極めていくものと思われます。
景気後退のリスクにも配慮しつつ、ブレイナードFRB副議長は「インフレ率は依然として高い」として「物価安定回復が重要」と強調しています。31日から始まるアメリカの政策金融会合から目が離せません。
参考記事 NHK NEWS WEB アメリカの政策金融会合について
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