外国の為替市場は金融引き締めと受け止め円高ドル安が加速!!
日銀は、今回の金融政策決定会合にて、これまでの金融緩和策に一部修正することを決定しました。
短期の金利をマイナスにし、長期の金利を±0.25%程度としてきましたが、今回この変動幅を±0.5%程度に変更したのです。
今欧米や世界の中央銀行では、インフレを抑え込むために、金利の引き上げを行っています。そのような中での金利の引き上げは、世界市場の動きに対応する狙いがあると見られているようです。
日銀は緩和的な姿勢は維持するとして、長期国債の買い入れは、1カ月当たり7兆3000億円から9兆円に増額すると言われています。
外国為替市場は、今回の日銀の決定事項は金融引き締めにあたるとして、円高ドル安がすすみ、株価は大きく値下がりしました。
東京外国為替市場1ドル132円台の値上がり!!
日銀の発表を受け、東京外国為替市場においては、円を買う動きとなり、一時1ドルが132円台前半となり、発表前と比べると5円の値上がりを付け、4カ月ぶりの円高水準となりました。
金利の上昇により、企業の設備投資や個人での住宅購入に影響が出ることが今後予想されます。市場の動向や景気の先行きにも注視する必要が出てきそうです。
黒田総裁「長期金利の変動幅の引き上げを行うつもりはない!!」
黒田総裁は、世界の中央銀行が金融の引き締め策により、長期金利の上昇が行われていると言う圧力がかかっている中で、国内の長期金利の変動幅を引き上げると、金融緩和の効力は弱まわることになりかねないとして、やろうとは考えてはいないとしています。
今後の日本経済の動向には注視を!!
これまでに、金融緩和政策において、物価の上昇や賃金の上昇など課題が山積みな中で、今回の決定事項が問題の解決策につながる1歩になることが重要で、日本経済の動向には必要な事に思われます。財政政策のこれからに、しっかりと注視していくことが求められているように思われます。
参考記事 NHK NEWS WEB 日銀金利の引き上げ
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