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ドル円相場とマラドーナ効果!?警戒すべき点を考察!!

korng-sok-dy4kW0aZ780-unsplash 【速報】最新の経済ニュース!おすすめ情報をわかりやすく解説!

アメリカ準備制度理事会(FRB)の思惑に影響される市場や経済の動き!?

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マラドーナ選手が得点を挙げたとき、左右にいる5人のディフェンダー選手の動きを事前に予想することにより、その選手たちの動きとは逆に動き、中央突破しゴールをきめました。

市場に参加する人たちは、中央銀行の動きを事前に予想することにより、市場の金利が先行して動き、そのため中央銀行が政策金利を打ち出す前に経済に影響を及ぼす現象を「マラドーナ効果」と呼ばれるようになったと言われているようです。

実際に今の金融市場の動きに注目してみると、今年の3月以降FRBは、3.75%もの大幅な利上げ対策を取ってきました。そして、アメリカの長期金利の10年債利回りが4.3%台まで上昇する場面なども出てきたのです。

その後、2022年11月10日発表の10月のCPI(消費者物価指数)の総合指数の値が前年比で7.7%、またコア指数(食品とエネルギーを除く)が前任比6.3%と大きく減速。この時の市場の見方は「FRBは利上げは減速→利上げは終了は近い⁉→ 利上げ終了⁉」と広がりを見せ、10年債の利回りは、一時3.6%までの低下。その現象に好感した相場は大きく上昇、結果、ドルが全面安となりドル円も急落をみせました。

タカ派的な発言が目立つその背景

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市場が先走ってしまうことによる問題が、インフレの鎮静化を遅らせてしまう可能性が出てくることだと言われてます。これはアメリカ準備制度理事会(FRB)に取って、先述した「マラドーナ効果」が逆効果になってしまうことないなります。

FRBの副議長であるプレイナード氏は「近々利上げのペースを減速させる可能性もある」と言いながらも、追加の利上げを強調も示しています。その他のメンバーであるバー副議長は、「今のインフレの状態はあまりにも高すぎる」とし、ボストン連銀のコリンズ氏は「利上げ率は0.75%Bpsの可能性もまだ選択肢としては残っている」など、様々なメンバーたちからもタカ派的な発言がみられると言います。

10月のCPIは減速したものの、依然としてまだ高インフレの状態。12月予定されているFOMCの会議では、0.5%の結果になる公算は高いと見られていますが、インフレが進む方向に「マラドーナ効果」が向かないよう、パウエル議長発言は、タカ派色が濃いものになると見られているようです。

インフレの結果次第に!?

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今後のドル相場の見通しを立てるにあたり、インフレの状況次第になることは間違いなさそうです。依然として高い家賃と賃金ですが、「求人倍率」は求人件数を失業者数で除したものになりますが、一時期と比べると低下していると言われてますが、依然高水準を維持しているようです。11月末に発表の求人件数に注目し、どのくらい減少がみられるか、注目したいところです。

家賃の上昇率は、現在の予想では来年の夏の終わりごろには低下し始めると見られていますが、今後インフレ率は来年後半から年末にかけて低下予想の様です。

「マラドーナ効果」が、アメリカの経済効果にいい結果をもたらしてくれることを願います。

参考記事 ロイター為替フォーラムによる

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