日本円一時139円余りの円安
8月29日夕方5時の相場をみると1ドルが138円余りでしたが、その後の相場さらに円安が進み139円台の値をつけました。背景には日本とアメリカの金利の水準に、さらに開きが広がるとの見方が強まったため、円を売り利回りが期待されるドルを買う行動が強まったことによるとみられています。
日本とアメリカの金利差広がる！！
アメリカの連邦準備理事会（FRB）議長パウエル氏が、講演にて利上げ継続姿勢を示したことによリ、円が売られ利回りが期待できるドルが買われる動きが強まったため、日本円の相場が先週末より2円余り値を下げ、円は1ドル139えんあまりとなりました。ユーロに対しても円安ユーロ高となり、1ユーロ137円台でした。利上げの継続はアメリカ景気が落ち込む可能性も考えられるが、日本とアメリカの金利差の拡大が、より意識されたことによる円安の加速となったとの見方が出ています。
景気の落ち込み不安の対策を早めよ！！
アメリカのFRB議長のパウエル氏の講演内容は、日本の株価にも影響が出ました。そして、講演内容から、世界の景気は落ち込む不安感がより強まり、全。先週のニューヨークの市場では、1000ドルを超える落ち込みと言う大幅な記録も出ました。また同じく日本の市場でも値を下げ、株価の終値が800円超える記録です。市場ではアメリカの利上げの動きは落ち着くという見方も出ていた中で、FRB議長パウエル氏の発言は、金融の引き締めが長引く心配が出てきたことも考えられます。他の諸外国でも、エネルギーなどの価格が高騰していることを背景に、景気の不安が出ている中、そのリスクから回避するための対策を強めている姿勢も見られます。
市場の動向を注意しながら見守る姿勢を取る日本！？
官房長官の松野さんは「株価の動向は、経済の状況や様々な動きで変化するとしながらも、市場動向は注意して見守る」としています。コロナ禍や今の世界情勢を冷静にとらえる中で、様々な対策を取りつつある中、その効果もしっかりと見据えることも重要に感じるこの頃です。
アメリカの経済リセッション入り！？
米消費者物価指数（CPI）を考える上での注目点
今後の経済の動きが不安視される中、景気後退入り！？するのではないかとの見方が出ていることも事実の様です。新型コロナの影響が出始めた、2020年のアメリカの国内総生産（ＧＤＰ）は落ち込みマイナスの成長率となりましたが、2021年には回復の基調もみられました。しかし、このころ世界の経済は物価が高騰し始め、2022年に入ってからは、ロシアのウクライナ侵攻が長期化になりつつあります。これは、エネルギーや食糧の高騰になっており、ますますの物価高の有様です。その対策として金融の引き締めに動き、情勢は景気後退の不安感が出始めています。今後の対策のカギは物価高騰をいかに抑え込むか労働賃金を上げることの重要性が挙げられているようです。少しでも我々労働者の環境が改善され、生活と暮らしが改善しよりよくなることが、情勢の改善に結びつくことを考えていきたいものです。
参考記事 ＮＨＫ ＮＥＷＳ ＷＥＢ関連記事 ＪＥＴＲＯ米国経済記事
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