オンライン家庭教師で働き、生徒や保護者との接し方についてこのような悩みを抱えている方もいることでしょう。
「生徒と信頼関係を築くことはできるだろうか?」
「生徒のモチベーションを高めることはできるだろうか?」
「保護者とモメてしまうことはないだろうか?」
「保護者の期待に応えられるだろうか?」
確かに生徒との接し方は対面の家庭教師でも悩むのに、非対面のオンライン家庭教師となるとなおさら悩みますよね。
しかし、これらの悩みは、生徒と保護者に深く興味を持ち丁寧に礼儀正しくすることで解決できます。
本記事ではオンライン家庭教師として、生徒と保護者との接し方について詳しく解説します。
そして、オンライン家庭教師としての教え方のポイントは、生徒や保護者に寄り添うこと。オンライン家庭教師の接し方については、下記の記事で詳しく解説しています。
小中高別!オンライン家庭教師としての接し方の違いについて解説!
アルバイト募集の中で、目にする機会が増えてきたオンライン家庭教師のアルバイト。対面指導との違いやオンラインならではのメリットとしてどんなものがあるのでしょうか。
オンライン家庭教師とは教える先生が、遠隔からZOOMなどを使ってマンツーマンで生徒に勉強を教える仕事です。
生徒の自宅に出向く必要もなく時間を有効利用できます。
仕事内容は通常の家庭教師と変わらず、生徒の『成績維持・向上』『志望校合格』を目的に学習のサポートを行います。
オンライン家庭教師を開始するときに生徒と保護者にどのように接すればいいか、小中高別に解説します。
生徒と最初に接するとき
はじめて生徒や保護者と接するとき、最初の印象がとても大切です。明るく誠実に挨拶しましょう。
自己紹介は名前だけでなく、出身地、学歴、趣味など生徒や保護者と共通点がもてそうな情報と、仕事に対する意気込みなどを伝えると印象をよくできます。
何かと緊張することが多くて、初対面のときは頭が真っ白になってしまいます。自己紹介文は事前にしっかり準備しておくとよいでしょう。
服装はオンラインだからといって気を抜かず、シンプルで清潔感をもたせましょう。
家庭教師の職業上、生徒や保護者は真面目で信頼できる人物を想像しがちです。服装や髪型が乱れていないように注意し、不快な印象を与えないようにしてください。
また小中高の世代によって勉強する目的が異なります。そのためオンライン家庭教師に求められることも異なるでしょう。小学生は成績アップも重要ですが、「勉強を好きになる」ことが目的となります。
中高生は定期テストでのスコア向上や志望校、就職先への合格を目指します。生徒の目標に応じた対応を心掛けることが重要です。
【小学生向け】オンライン家庭教師の接し方のポイント3選
ここでは、小学生向けのオンライン家庭教師の接し方について解説します。
最初にまずは生徒が和むようにおしゃべりから入りましょう。
「今回も頑張ろう!」などと、生徒のやる気を出してあげてください。
生徒がやる気を付けて勉強に臨むことで、学習の習得・定着スピードが変わってきます。
- 生徒の好きなことを理解
- 楽しい話題
- 傾聴
最初に生徒とオンライン家庭教師と信頼関係を得ることが大切ですね。
生徒の好きなことを理解|小学生のトレンドを意識する
まず生徒との間に信頼関係を築くために、生徒のことを十分理解しましょう。
生徒の興味・関心事など、いろいろなことを聞き出してください。また小学生のトレンドを意識しておくことも大切です。オンライン授業を始めた頃、生徒も緊張感や恥ずかしさから自分のことを話せない場合があります。
そのようなときは講師から小学生のトレンドを意識した話題を提供して、生徒が話しやすい雰囲気を作ることもよいでしょう。
楽しい話題|授業中は生徒と楽しみながら接する
オンライン家庭教師の仕事は、淡々と勉強を教えれば良いのではありません。
生徒の心をとらえ、勉強するモチベーションを高めることも大切な仕事です。
そのためには雑談を交えながら授業を進め、リラックスした雰囲気の中で勉強が楽しめるようにしてください。
すぐに授業を始めるより、今日は何があったのかを互いに話し合うとより深い信頼関係が築けます。
また、ここで「今回も頑張ろう!」などと、生徒のやる気を出してあげてください。
生徒がやる気を付けて勉強に臨むことで、学習の習得・定着スピードが変わってきます。
ただし雑談が盛り上がり過ぎて、授業がおろそかにならないように注意が必要です。
傾聴|生徒の話によく耳を傾ける
誰もが自分の話を聞いてくれる人を好むものです。これは小学生や大人にも当てはまります。
講師は常に聞き手としての役割を果たし、生徒の話を注意深く聞くことが求められます。会話が苦手な生徒に対しては、「はい」または「いいえ」で答えられる質問から始め、徐々に会話に慣れさせると良いでしょう。
雑談と傾聴をうまく組み合わせて生徒との信頼関係を築き、楽しい授業を行ってください。
【中学生向け】オンライン家庭教師の接し方のポイント3選
ここでは、中学生向けのオンライン家庭教師の接し方について解説します。
最初は信頼関係を築いて、スムーズに授業が進むようにしていきたいですね。
- 生徒の将来像を知る
- 話のきっかけを掴む
- 保護者との連携
中学生は反抗期や思春期にある生徒が多いため、適切な接し方について悩む方も多いでしょう。保護者と協力しながら、生徒との良好な関係を築いていくことが望ましいですね。
生徒の将来像を知る|何を目的に勉強しているのかを聞き出す
中学生に授業するとき、何を目的に勉強するのかがとても重要なポイントです。
生徒から「なりたい職業」などの将来像を聞き出し、目的にあった勉強プランを考えてあげてください。
ただ将来像がなかなか定まらない生徒も多くいますが、コミュニケーションを取って好きなことを聞いていくつか職業を提案してみましょう。
そのような場合は講師が自分の経験を話すなどして、生徒と一緒に将来像を考えるのもよいでしょう。
話のきっかけを掴む|思春期の悩みを聞く
中学生になると思春期が始まり、心と体の両方で急速な変化が生じます。
特に対人関係に敏感になり、学校の友人や先生との接し方に悩んで勉強に集中できない時期もあるでしょう。
そういった場合は恋愛話などで会話のきっかけをつくり、生徒の悩みをよく聞いてください。
たとえ講師が悩みを解決できなくても、その悩みを聞くこと自体に価値があるのです。
保護者との連携|保護者の意思や考えを授業に取り入れる
講師は生徒との良好な関係が大切です。一方で保護者との連携も大切です。
保護者の意向を良く聞き授業プランに取り入れてください。
そして授業後などに生徒の様子や勉強の進捗状況を、保護者に報告してください。こういった細やかなコミュニケーションをとることで、保護者との連携を強化できます。
【高校生向け】オンライン家庭教師の接し方のポイント3選
ここでは、高校生向けのオンライン家庭教師の接し方について解説します。
- 進学や就職への不安解消
- 生徒の趣味を知る
- 保護者との関係性
生徒の偏差値を上げることや、有名大学に進学させて実績を作ることにばかり目を向けてしまいがちです。
高校生は「信頼できて、どんなことも相談できる講師」「生徒に寄り添ってくれる講師」に心を開き、勉強にも集中できるでしょう。
ここでは、高校生向けのオンライン家庭教師の接し方について解説します。
進学や就職への不安解消|講師として体験談を話す
高校生は進学や就職に対して何を目指せばいいのかわからなかったり、試験に失敗したらどうしようと思ったりと不安が募るものです。
講師は自分が受験のときに感じた不安や、志望校に合格できたことなどの体験を伝え、生徒の不安を和らげてください。
たとえ大人になって経験を積んでも、自身が高校生だった時の気持ちを忘れないようにし、生徒の気持ちをきちんと理解しようと努力する姿勢が求められます。
生徒の趣味を知る|生徒のことを知って距離を縮める
ぜひ生徒の趣味や関心事を聞いてみましょう。
同じ趣味や共通の関心事を雑談に盛り込むことで授業が盛り上がり、生徒との距離を縮めることができます。
オンライン家庭教師には「生徒は対面よりリラックスして授業に臨んでいる」という特徴があります。
リラックスできているということは、生徒の本音に近づきやすいということ。対面の先生には実は言いにくいと感じている本音を引き出せるような、寄り添った指導を心がけてみましょう。
保護者との関係性|反抗期などで親に話せない悩みの相談に乗る
思春期の高校生が親に話せない悩みを抱えることがあります。
恋愛に関すること、お金に関すること、学校に関することなど身近な存在だからこそ「知られたくない」「言いづらい」という秘密がある人も多いでしょう。
自分の身近にいる信頼できる大人には話しをできることもありますので、悩みを取り除き勉強に集中できるように相談にのりましょう。
【保護者向け】オンライン家庭教師の接し方のポイント
オンライン家庭教師の悩みによくあるのが「保護者との関係」です。
オンライン家庭教師は生徒に勉強を教えることが仕事なので、生徒との関係を重要視する方が多いです。ですが、保護者との関係性もとても重要です。
なぜなら保護者の意向から、あなたはオンライン家庭教師として雇われているからです。
保護者は子供の成績アップを重要視しますが、講師の第一印象や人柄、礼儀作法や社会人としての振る舞いもとても気にします。
保護者との接し方をおろそかにすると、そもそも契約してもらえなかったり、クレームや契約解除になったりします。
そうならないためにも次の点を意識して、丁寧かつ礼儀正しく保護者と接するようにしてください。
- 身なりは清潔感のある爽やかな服装にする
- 笑顔で滑舌良くハッキリと話す
- 正しい言葉遣いをする
- 時間を厳守する
- 保護者の意向を確認する
- 細やかなコミュニケーションをとる
以上のポイントを意識すれば保護者と良好な関係を築け、信頼度の高いオンライン家庭教師になれるでしょう。
さいごに|オンライン家庭教師として丁寧な接し方は基本!
オンライン家庭教師の生徒と保護者との接し方について解説しました。
生徒と保護者への接し方のポイントは次のとおりです。
- 身なりは清潔感のある爽やかな服装にする
- 生徒の趣味・興味関心事から将来像までを十分理解する
- 丁寧かつ礼儀正しくする
- 保護者の意向を確認する
- 細やかなコミュニケーションをとる
確かに、オンライン家庭教師は便利な方法ですが、対面授業とは異なる側面もありますね。ネット越しのコミュニケーションでは、講師の想いや様子が伝わりにくいことがあります。
保護者との信頼関係を築るために、細かな気配りを意識して良好な協力関係を築ってくださいね。
オンライン家庭教師は在宅でアルバイトができる職種です。詳しくは、下記の記事を参考にしてください。
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